つり‐がね【釣(り)鐘】
寺院の鐘楼などにつるしてある大きな鐘。青銅で鋳造し、つり撞木(しゅもく)でつき鳴らす。梵鐘(ぼんしょう)。
てら‐がね【寺鐘】
歌舞伎下座音楽の一。本釣鐘(ほんつりがね)または銅鑼(どら)の縁を桴(ばち)で間隔をせばめながら打つもの。寺院や愁嘆場の幕切れなどに用いる。
とき‐がね【時鐘】
時刻を知らせるために打ち鳴らす鐘。また、その音。時の鐘。
とき‐の‐かね【時の鐘】
時刻を知らせるために打つ鐘。また、その鐘の音。ときがね。
とけい【自鳴鐘】
俳句雑誌。昭和12年(1937)、横山白虹が北九州で創刊。戦争中の用紙統制により休刊したが、昭和23年(1948)に復刊。復刊時のタイトルは「じめいしょう」と読む。
ながさき‐の‐かね【長崎の鐘】
長崎市の平和公園にあるモニュメント。被爆地にあった軍需工場で働いていた人々の冥福を祈るため、33回忌にあたる昭和52年(1977)に建設された。
はいき‐しょう【排気鐘】
排気機をつけた鐘状の器。ガラス製で、中の空気を外に吸い出して真空状態にし、種々の実験を行う。
はや‐がね【早鐘】
1 火事や水害などの緊急な事態を知らせるために、激しく乱打する鐘。 2 激しい動悸のたとえ。「心臓が—を打つ」
はん‐しょう【半鐘】
1 釣鐘の小さいもの。本来は寺院・陣中などの合図に用いたが、江戸時代から火の見櫓(やぐら)につるし、火災・洪水・盗賊などの非常時に鳴らすようになった。 2 紋所の名。1を図案化したもの。
ばん‐しょう【晩鐘】
夕方に鳴らす寺院・教会などの鐘の音。入相(いりあい)の鐘。暮鐘。