いと・う【厭う】
[動ワ五(ハ四)] 1 嫌って避ける。嫌がる。「団体行動を—・う」「どんな苦労も—・わない」 2 かばう。大事にする。いたわる。現代では多く健康についていう。「おからだをお—・いください」「元よ...
いとき‐な・し【幼し/稚し】
[形ク]「いとけない」に同じ。「延政門院—・くおはしましける時」〈徒然・六二〉
いとしま‐はんとう【糸島半島】
福岡県西部、玄界(げんかい)灘に突き出た半島。東部は福岡市西区、西部は糸島市に属する。更新世の初めに島と陸地の間の糸島水道が堆積されてできた陸繋島(りくけいとう)。糸島平野を中心に花卉(かき)・...
いと‐じょう【怡土城】
福岡県糸島市にあった城。新羅(しらぎ)に対する防備のために神護慶雲2年(768)に完成。伊都氏のいたという高祖山の西斜面に築かれ、大宰府を守護。城門の礎石などが残る。
いなずまびょうし【稲妻表紙】
読本。5巻6冊。山東京伝著。歌川豊国画。文化3年(1806)刊。近松門左衛門の「傾城反魂香(けいせいはんごんこう)」などの不破伴左衛門と名古屋山三郎の物語をからませ、敵討ちを中心にしたお家騒動物...
いなば‐の‐くも【稲葉の雲】
稲穂が実って風になびくようすを雲に見立てた語。「風渡る門田(かどた)のすゑに霧はれて—を出づる月かげ」〈新拾遺・秋上〉
いぬい‐もん【乾門】
皇居の門の一。皇居の北西にある門。坂下門の反対側にあたる。
いぬ‐ふせぎ【犬防ぎ】
殿舎や門の前などに設けた低い柵(さく)。また、仏堂の内陣と外陣との境にある透かしの粗い柵。
いぬ‐ぼえ【犬吠/狗吠】
上代、元日・即位・大嘗祭(だいじょうさい)などに、宮門を守る隼人(はやと)が犬の遠吠えをまねた声を発したこと。また、その声。→犬人(いぬひと)
いのくま‐どおり【猪熊通り】
京都市街地を南北に伸びる道路の呼び名。黒門通りの東側を走る。全長約8キロ。平安京の猪熊小路にあたる。