かい‐かん【開巻】
1 書物を開くこと。また、書物の初めの部分。書きだし。「—第一ページの句」 2 遊戯的な俳諧で、作句を一座の前で公開すること。「応柳庵と源氏庵の評の年籠りを—するから」〈滑・七偏人・初〉
かい‐き【開基】
[名](スル) 1 物事のもとを開くこと。基礎を築くこと。「ビホロ町では、…—六十六周年、町制施行三十周年の祝典が催される」〈武田泰淳・森と湖のまつり〉 2 仏寺または一宗派を創立すること。また...
かい‐きゃく【開脚】
1 両足を左右または前後にまっすぐ伸ばして開いた体勢。「—倒立」⇔閉脚(へいきゃく)。 2 スキーで、つま先を外側に向けて、スキー板をV字形に開くこと。
かい‐きん【開襟】
1 襟(えり)を開くこと。また、開くようにした襟。 2 「開襟シャツ」の略。 3 自分の心中を他人に打ち開けること。
かい‐こう【開口】
1 口を開くこと。ものを言い始めること。 2 外に向かって開いていること。「—部の多い部屋」 3 ㋐能で、1曲の最初の謡いだしの部分。かいこ。 ㋑中世の猿楽で、最初に登場して祝賀の意を含めたこっ...
かい‐こう【開坑】
鉱山で、新しく坑道を切り開くこと。
かい‐こう【開港】
[名](スル) 1 新しく港や空港を開くこと。また、新しくできた港や空港の業務が始まること。「来年この町に空港が—する」 2 条約や法令によって外国との貿易のために港を開くこと。「横浜は安政六年...
かい‐こう【開闔】
《「かいごう」とも》 1 開くことと閉じること。「—往来しばらくもやまぬ景色の妙(たえ)なるを賞玩(しょうがん)した」〈蘆花・思出の記〉 2 平安時代の朝廷の記録所・御書所・和歌所・文殿などの職...
かいこう‐いちばん【開口一番】
1 話し始めるいちばん初め。副詞的にも用いる。口を開くやいなや。「—相手を批判した」 2 寄席や落語会などで、いちばん初めに演じる前座3のこと。
かい‐こく【開国】
[名](スル) 1 外国との交際、通商を始めること。「日本は安政の仮条約で—した」⇔鎖国。 2 初めて国を開くこと。建国。肇国(ちょうこく)。