すい‐げつ【水月】
1 水と月。 2 水面に映る月影。「江上の—」「鏡花—」 3 人体の急所の一。みずおち。 4 軍陣で、水と月が相対するように、両軍が接近してにらみ合うこと。
すいし‐の‐ひょう【出師の表】
中国三国時代、蜀漢の丞相諸葛亮(しょかつりょう)が、昭烈帝(劉備)の没後、出陣にあたって後主劉禅に奉った前後2回の上奏文。誠忠と憂国の至情にあふれた名文として知られる。
す・える【据える】
[動ア下一][文]す・う[ワ下二] 1 物を、ある場所に動かないように置く。「大砲を—・える」「三脚を—・える」 2 建造物などを設ける。「本陣を—・える」「関所を—・える」 3 位置を定めて人...
すぎ‐なり【杉形/杉状】
1 杉の木のように、上がとがり、下が広がった形。米俵などを三角形に積み上げた形。杉生え。 2 陣立ての名称。前方に鉾形(ほこがた)に足軽を並べ、その後方に武者を並べたもの。
すご‐ろく【双六/双陸】
1 二人が盤を隔てて向かい合って座り、交互にさいを振って、出た目の数によって盤上の駒を進め、早く相手の陣に全部入れたものを勝ちとする遊び。インドに起こり、日本には奈良時代に中国から伝来。 2 紙...
すごろく‐ばん【双六盤】
双六をするときに使う盤。長方形の盤面の中央に一条の細い空地を設けて、敵・味方の陣に分け、縦に左右それぞれ12の地をつくったもの。一般に縦約36センチ、横約24センチの木製の盤。
すざか【須坂】
長野県北東部の市。もと堀氏の陣屋町。明治以後は製糸工業、第二次大戦後は電子工業が中心。リンゴ・ブドウの産地。人口5.2万(2010)。
すて‐かがり【捨て篝】
昔、戦陣で、敵の夜襲をそらすため、味方の陣地から離れた所に、番人をつけずにたいておくかがり火。
すもと【洲本】
兵庫県、淡路島中部の市。同島の中心地。肉牛飼育が盛ん。近世、徳島藩の家老稲田氏の陣屋町。平成18年(2006)2月、五色町と合併。人口4.7万(2010)。
する‐すみ【摺墨/磨墨】
《墨はすって使うところから》墨。また、墨の色。 梶原景季(かじわらかげすえ)が源頼朝から賜った名馬の名。→宇治川の先陣争い