さくも‐つき【さくも月】
陰暦5月の異称。
さくら‐がさね【桜襲】
襲の色目の名。表は白で、裏は赤・葡萄(えび)染め・紫・二藍(ふたあい)など諸説がある。陰暦11月から3月にかけて用いる。《季 春》
さくら‐づき【桜月】
陰暦3月の異称。《季 春》
酒(さけ)を◦煮(に)る
陰暦5月ごろ、寒いときに仕込んだ新酒に、殺菌のための火入れをする。煮酒。《季 夏》
ささえ‐ぐち【支へ口】
他人を中傷すること。讒言(ざんげん)。「陰言、中言、—、立ってはふすべ居てはそしり」〈浄・卯月の紅葉〉
さし‐がね【差(し)金】
1 (「指矩」とも書く)まがりがね。かねじゃく。 2 歌舞伎の小道具の一。作り物の蝶(ちょう)・鳥・人魂(ひとだま)などを操るための黒塗りの細い竹ざお。先端に針金をつけ、これに作り物を取り付ける...
さし‐のぞ・く【差し覗く】
[動カ五(四)] 1 すきまや物陰から、そっとのぞく。「馬に面して彳(たたず)んだ月下の美女の姿を—・くが如く」〈鏡花・高野聖〉 2 ようすを見に立ち寄る。訪れる。「日々に参り給ふ音すれど、こな...
さす‐の‐みこ【指すの神子】
占いがよくあたる陰陽師(おんようじ)や卜者(ぼくしゃ)。「占ひ云ふ言(ことば)時日を違へず、人皆—と思へり」〈盛衰記・四〉
さちゅう‐ぐうご【砂中偶語】
《漢の高祖の時、論功行賞に漏れた諸将が砂中で謀反をはかったという「史記」留侯世家の故事から》臣下が陰謀の相談をすること。
さ‐つき【五月/皐月/早月】
1 陰暦5月のこと。《季 夏》「庭土に—の蠅の親しさよ/竜之介」 2 ツツジ科の常緑低木。関東以西の河岸の岩上などに自生。初夏、枝先に紅紫色の花をつける。観賞用で、数多くの園芸品種がある。さつき...