ほうきょういん‐とう【宝篋印塔】
宝篋印経にある陀羅尼を書いて納めた塔。日本ではふつう石塔婆の形式の名称とし、方形の石を、下から基壇・基礎・塔身・笠・相輪と積み上げ、笠の四隅に飾りの突起があるものをいう。のちには供養塔・墓碑塔と...
ほうぎょう‐づくり【方形造(り)】
屋根の形式の一。隅棟(すみむね)がすべて屋根の頂点に集まるもの。正方形平面の建物に多く、寺院では頂部に露盤・宝珠などをのせる。
ほう‐ちゃく【宝鐸】
1 堂塔の軒の四隅などに、飾りとしてつるす大形の風鈴。風鐸(ふうたく)。ほうたく。 2 銅鐸(どうたく)の美称。ほうたく。
ほじく・る【穿る】
[動ラ五(四)] 1 穴を掘るようにつつく。また、つつき回して中の物を出す。ほじる。「耳を—・る」「重箱の隅を—・る」 2 隠されているわずかなものを、ことさらに追及する。ほじる。「欠点を—・る...
ほっ‐く【法鼓】
1 仏法。仏法を説くことを、戦闘での進軍の太鼓にたとえ、法鼓をたたくという。 2 禅寺の法堂(はっとう)の北東隅に備える太鼓。
ほてっ‐ぱら【ほてっ腹】
[名・形動]《近世語》 1 肥満して張り出た腹。また、その人。「その—くり抜いてやらんものと」〈浄・双生隅田川〉 2 馬子(まご)が馬をののしっていう語。「けたいの悪い—めと鞭(むち)を打ち」〈...
ほんじょ【本所】
東京都墨田区南西部の地名。隅田川東岸に位置し、商工業地。もと東京市の区名。
ほんじょたてがわ【本所立川】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品。当初企画された36作に追加して摺られた10作のひとつ。立川は隅田川に注ぐ堅川運河のこと。河岸に並んだ材木問屋の材木の向こうに富士山が見える...
ぼう‐すい【房水】
眼球の角膜と虹彩(こうさい)との間、および虹彩と水晶体との間を満たす液。眼圧を一定に保ち、角膜や虹彩、水晶体などに栄養を与えるとともに、老廃物を外へ運び出す。眼房水。 [補説]房水は毛様体で産生...
ぼく【墨】
[常用漢字] [音]ボク(漢) [訓]すみ 〈ボク〉 1 書画に用いる黒の顔料。すみ。「墨痕(ぼっこん)・墨汁・墨跡/翰墨(かんぼく)・古墨・筆墨・文墨・水墨画」 2 すみで書いたもの。「遺墨...