おそめ【お染】
歌舞伎舞踊。清元。本名題「道行浮塒鴎(みちゆきうきねのともどり)」。4世鶴屋南北作詞、初世清元斎兵衛作曲。文政8年(1825)江戸中村座初演。心中しようと隅田川の堤へ来かかったお染と久松に、猿回...
おに‐と【鬼斗】
隅肘木(すみひじき)の上にあって、上部の直角に交わる肘木の交点を支える特殊な形の斗(と)。菊斗(きくと)。隅斗(すみと)。
おりかけ‐どうろう【折(り)掛け灯籠】
細く削った竹2本を交差させて折り曲げ、その四端を方形の薄板の四隅に挿して、紙を張った盆灯籠。《季 秋》
おんなせいげん【女清玄】
歌舞伎狂言「隅田川花御所染(すみだがわはなのごしょぞめ)」の通称。
おんな‐ものぐるい【女物狂い】
能で、女性の物狂いを主人公とする曲。「隅田川」「花筐(はながたみ)」「百万」など。狂女物。→男物狂い →物狂い能
おんばしら‐まつり【御柱祭】
諏訪大社の祭礼。申(さる)年と寅(とら)年の春、依り代となる御柱を山中から曳(ひ)き出し、上社の本宮・前宮と下社の春宮・秋宮それぞれの四隅に建てる。おんばしら。みはしらさい。
おんまやがしよりりょうごくばしゆうひみ【御厩川岸より両国橋夕陽見】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品の一。画面右手前に大勢の客を乗せた隅田川の渡し船、遠くに両国橋と、藍一色のシルエットで描かれた富士山を描いたもの。
オースミライト【osumilite】
⇒大隅石
かい‐こ【回顧】
[名](スル) 1 過ぎ去ったことを思い起こすこと。「学生時代を—する」 2 後ろを振り返ること。「客室内を—し、アリスの一隅に坐するを観(み)て」〈織田訳・花柳春話〉
かい‐ともし【掻い灯し】
《「かきともし」の音変化》油火を用いるあかり。特に清涼殿の夜の御殿(おとど)の四隅にともした灯籠(とうろう)のことをいう。「夜御殿のをば、—とうよなどいふ、まためでたし」〈徒然・二三〉