みえ‐がくれ【見え隠れ】
[名](スル) 1 《「みえかくれ」とも》見えたり隠れたりすること。「車窓に—する海岸」 2 建築部材で、隠れていて見えない所。
みなわ‐がくれ【水泡隠れ】
水のあわの下に隠れて見えないこと。「見やま川こなたかなたの落ち合ひの—にめぐる流れ木」〈新撰六帖・二〉
みやま‐がくれ【深山隠れ】
山奥深く隠れていること。また、山の深い所。「吹く風と谷の水としなかりせば—の花を見ましや」〈古今・春下〉
やま‐がくれ【山隠れ】
山に隠れること。山の陰に隠れること。また、その所。やまかげ。「あしひきの—なる桜花散り残れりと風に知らるな」〈拾遺・春〉
ゆうひ‐がくれ【夕日隠れ】
夕日が当たらないこと。また、その場所。「消ぬが上に重ねて霜やおく山の—の谷の下草」〈続後撰・冬〉