れい【隷】
「隷書」の略。
れい【隷】
[常用漢字] [音]レイ(漢) 1 下級の召使い。「隷農/奴隷」 2 所属する。従う。「隷従・隷属」 3 漢字の書体の一。「隷書/漢隷・草隷・篆隷(てんれい)」
れい‐か【隷下】
従属している人。手下。配下。
れい‐しょ【隷書】
漢字の書体の一。秦の程邈(ていばく)が小篆(しょうてん)を簡略化して作ったものといわれる。漢代に装飾的になり、後世、これを八分(はっぷん)または漢隷、それ以前のものを古隷といって区別した。現在は...
れい‐じ【隷字】
隷書体の文字。
れい‐じゅう【隷従】
[名](スル)付き従い言うなりになること。隷属。「強者に—する」
れい・する【隷する】
[動サ変][文]れい・す[サ変] 1 付き従う。配下となる。隷属する。「大国に—・する」 2 従わせる。支配する。「隣国を—・する」
れい‐ぞく【隷属】
[名](スル) 1 他の支配を受けて、その言いなりになること。隷従。「本国に—する植民地」 2 てした。配下。部下。「天下の武士皆其—にあらざるはなし」〈福沢・文明論之概略〉
れい‐のう【隷農】
封建時代に、農奴的束縛から解放され、賦役を徴収されず、生産物地代または貨幣地代を課せられた農民。→農奴(のうど)
れい‐ぼく【隷僕】
1 中国、周代の官名。宮中の清掃をつかさどった。 2 召使いの男。下男。しもべ。