もて‐い・ず【持て出づ】
[動ダ下二] 1 持って出る。もちだす。「難波にみそかに—・でぬ」〈竹取〉 2 外部に表す。表面に出す。「—・でてらうらうじきことも見え給はざりしかど」〈源・朝顔〉
もどかし・い
[形][文]もどか・し[シク]《動詞「もど(擬)く」の形容詞化》 1 思うようにならずいらいらする。じれったい。はがゆい。「うまく気持ちを伝えられなくて—・い」「靴を履くのも—・く走りだす」 2...
もど・く【擬く/抵牾く/牴牾く】
[動カ五(四)] 1 さからって非難する。また、従わないでそむく。「御頼みとあれば—・きませぬが」〈露伴・寝耳鉄砲〉 「をさをさ人の上—・き給はぬ大臣の」〈源・常夏〉 2 他のものに似せて作る。...
もの
[接助]口語では活用語の終止形、文語では活用語の連体形に付く。順接の確定条件を表す。…(だ)から。…ので。「ゆくゆくは社長となる人です—、しっかりしているわ」「彼は努力家だ—、きっと成功する」...
もの‐かは
[連語]《形式名詞「もの」+連語「かは」》活用語の連体形、一部の助詞に付く。 1 (多く「…もものかは」「…はものかは」の形で)ものともしない。物の数ではない。なんでもない。そっちのけにする。「...
もの‐ふか・し【物深し】
[形ク]《「ものぶかし」とも》 1 奥まっている。奥深い。「鳥の声も…口を籠めながら鳴けばいみじう—・く遠きが」〈枕・七三〉 2 思慮深い。重々しい。「かれはなほいと—・う、人がらのめでたきなど...
もの‐もどき【物抵牾】
何かにつけてさからい非難すること。「—うちし、われはと思へる人の前にては、うるさければ」〈紫式部日記〉
モモス【Mōmos】
ギリシャ神話で、非難・皮肉・嘲笑を擬人化した神。夜の女神ニュクスの子とされる。
モラベック‐の‐パラドックス
《Moravec's paradox》人工知能にとって、数学的思考や論理的思考など、専門的で高度な推論を行うことよりも、人間なら幼児でも身に付けているような知覚や運動の能力を獲得することの方が、...
も・る【漏る/洩る】
[動ラ五(四)] 1 「漏れる1」に同じ。「雨が—・る」 2 「漏れる2」に同じ。「御心の中なりけむこと、いかで—・りにけむ」〈源・花宴〉 3 「漏れる3」に同じ。「その方を取り出でむ選びにか...