ちょうき‐きんり【長期金利】
1年を超える預金・債券などに適用される金利。日本では新発十年物国債の流通利回りが代表的指標とされ、他の長期金利に影響を与える。短期金利が日銀など中央銀行の金融政策の影響を直接的に受けるのに対し、...
ちょうせいでんりょく‐にゅうさつ【調整電力入札】
電力事業が自由化されている国や地域で、電力の需要量と供給量を常時均衡させるために、給電指令所と契約した発電会社や大口需要者が、緊急の追加発電や供給遮断に応じる価格を入札する制度。→リアルタイム精...
ちょうせい‐りょく【調整力】
一般送配電事業者が、電力需給の急変時にも安定した周波数の電力を供給し続ける能力。自社の電源のほか、他の小売電気事業者が提供する電源などを活用する。→電源Ⅰ′(いちダッシュ) [補説]電力の周波数...
テイラー‐ルール【Taylor rule】
中央銀行が設定する政策金利の適正値を算出する関係式。1990年代初頭に米国の経済学者ジョン=テイラーが提唱。→反応関数1 [補説]「政策金利は、現実のインフレ率と目標値の差、および、現実のGDP...
でんあつ‐ほうかい【電圧崩壊】
電力の需給バランスの崩れによって電力系統内の周波数を適正範囲内に維持できず、系統全体で電圧が急激に低下する現象。大規模停電を引き起こす原因となる。
でんげん‐いちダッシュ【電源Ⅰ′】
10年に1回程度の頻度で起こる、猛暑や厳寒による電力需要の急激な変化に対し、周波数制御・需給バランスの調整に活用できる電源。→調整力
でんりょく‐こういきてきうんえいすいしんきかん【電力広域的運営推進機関】
電気事業の広域的な運営の推進を目的とする認可法人。平成27年(2015)4月発足。電気事業法に基づいて国内のすべての電気事業者が会員として加入。同機関が全国規模で電力系統の運用や需給調整を行う。...
どうじ‐どうりょう【同時同量】
電気の供給(発電量)と需要(消費量)が常に同じであること。電気の安定供給に必要な基本原則であり、このバランスが大きく崩れると大規模停電となる。常時需給の一致。
にほん‐エネルギーけいざいけんきゅうしょ【日本エネルギー経済研究所】
各種エネルギーに関する政策・需給・経済動向などを研究する一般財団法人。昭和41年(1966)設立。経済産業省の委託で石油製品の価格動向調査を行うなど、国や独立行政法人からの事業収入が多いが、自主...
はんのう‐かんすう【反応関数】
1 インフレ率や需給ギャップなどの経済変数に着目し、その変化に対して、政策金利などの金融政策がどう反応するかを示す関係式。代表的なものとしてテイラー・ルールがある。中央銀行が行う金融政策の予測・...