えん‐む【煙霧】
1 煙と霧。また、もやや霞(かすみ)。 2 乾いた微小粒子が大気中に浮遊して見通しが悪くなる現象。スモッグ。《季 冬》
おおいしくらのすけ【大石内蔵之助】
渡辺霞亭が緑園生名義で出版した、大石内蔵助を題材にした歴史小説。明治41年(1908)刊。
おき‐つ‐しらなみ【沖つ白波】
沖に立つ白波。「なごのうみの霞の間よりながむれば入る日をあらふ—」〈新古今・春上〉 [補説]沖の白波が「立つ」ところから「立田山」の、また、白波の「しら」と同音であるところから「知らず」の序詞と...
おぼろ‐おぼろ【朧朧】
[副]ぼうっとかすんでいるさま。ぼんやり。「過ぎ去ッた事は山媛(やまひめ)の霞に籠(こも)ッて—、とんと判らぬ事而已(のみ)」〈二葉亭・浮雲〉
か【霞】
[人名用漢字] [音]カ(漢) [訓]かすみ かすむ 1 かすみ。もや。「雲霞・煙霞」 2 朝焼けや夕焼け。「晩霞」
かい‐よう【懐孕】
子をはらむこと。懐妊。懐胎。「甚平妻—の由」〈鴎外・霞亭生涯の末一年〉
かえる‐やま【帰山】
福井県中部、南越前町から敦賀市へ通じる峠一帯の呼び名。[歌枕]「—ありとは聞けど春霞立ち別れなば恋しかるべし」〈古今・離別〉
かお・る【香る/薫る/馨る】
[動ラ五(四)] 1 よいにおいがする。芳香を放つ。「梅が—・る」 2 煙・霧・霞(かすみ)などが、ほのかに立つ。立ちこめる。「塩気のみ—・れる国に」〈万・一六二〉 3 顔などが華やかに美しく見...
かじょう‐こうえん【霞城公園】
山形県山形市にある公園。延文元年(1356)の築城と言われる山形城址を整備して、昭和24年(1949)に公園として開放された。石垣などが当時のまま残っている。現在は桜の名所として知られ、園内にあ...
かすみ‐あみ【霞網】
ツグミなどの小鳥猟に用いた、目に見えないような細い糸で作られた張り網。支柱を立てて張り渡し、少し離れると霞のように見える。現在は使用禁止。《季 秋》