かい‐む【海霧】
海上に立つ霧。ガス。《季 夏》
かお‐ばせ【顔ばせ】
《古くは「かおはせ」「かおわせ」》顔つき。顔いろ。かんばせ。「すみれ売りの—霧の如く」〈鴎外・うたかたの記〉
かお・る【香る／薫る／馨る】
［動ラ五（四）］ １ よいにおいがする。芳香を放つ。「梅が—・る」 ２ 煙・霧・霞(かすみ)などが、ほのかに立つ。立ちこめる。「塩気のみ—・れる国に」〈万・一六二〉 ３ 顔などが華やかに美しく見...
かがり‐び【篝火】
夜間の警護・照明や漁猟などのためにたく火。かがり。 
源氏物語第27巻の巻名。光源氏が、玉鬘(たまかずら)のもとで篝火をたかせ、夕霧・柏木との合奏を楽しむ。
かき‐い・ず【掻き出づ】
［動ダ下二］ １ 「掻(か)き出(だ)す1」に同じ。「さが尻を—・でて、ここらの公人(おほやけびと)に見せて、恥を見せむ」〈竹取〉 ２ 「掻き出(い)だす2」に同じ。「御髪を—・でて見給へば」〈...
かき‐くも・る【掻き曇る】
［動ラ五（四）］ １ 雲や霧で空が急に暗くなる。「一天にわかに—・る」 ２ 涙で目の前がぼんやりとなる。「—・り、もの見えぬ心地し給へば」〈源・椎本〉
かくし‐だい【隠し題】
和歌・連歌・俳諧で、題の詞(ことば)を表面に出さないで句の中に詠み込むこと。例えば、「きりぎりす」という題を、「秋は霧霧すぎぬれば雪降りて晴るるまもなき深山辺の里」〈千載・雑下〉とよみこむ類。物...
かくのうようき‐スプレーれいきゃくけ【格納容器スプレー冷却系】
沸騰水型原子炉の安全設備の一。冷却材喪失事故が発生した場合に、原子炉格納容器の破損を避けるために、圧力抑制プールの水を原子炉格納容器内で霧状に散布し、格納容器内の温度・圧力を下げるとともに気体状...
かくめい‐れき【革命暦】
フランス革命の際に、国民公会が制定した暦。共和制を宣言した1792年9月22日を元年元日として、1793年11月から実施。1年を12か月とし、1月を30日、残りの5、6日は祭日とした。月名は、葡...
かけがわ‐じょう【掛川城】
掛川市にあった城。戦国時代、今川氏の重臣朝比奈氏の居城。永禄12年（1569）、徳川家康の攻撃を受けて開城。天正18年（1590）、山内一豊が入り、関ヶ原の戦い以後は譜代大名が在城。雲霧城。松尾城。
