かけ‐ね【掛(け)値】
1 値切られることを予想して、実際の販売価格よりも値段を高くつけること。また、その値段。「当店は—は致しません」 2 物事を大げさに言うこと。「—のない話、彼は優秀だ」「この本は—なしに面白い」
けく‐で【結句で】
[副]《「けっく(結句)で」の音変化》かえって。むしろ。「悲しむこともなんにもない。—浮き世が面白い」〈浄・淀鯉〉
けたたまし・い
[形][文]けたたま・し[シク] 1 突然、人を驚かすような高い音や声がするさま。「—・いサイレンの音」「—・い叫び声」 2 仰々しい。大げさである。「—・しい提灯金棒、ちんからりが面白いか」〈...
こころ‐いっぱい【心一杯】
[副]思う存分。精いっぱい。気の済むまで。「に」を伴って用いることもある。「お祭りなれば—面白い事をして」〈一葉・たけくらべ〉 「—に勉強の出来る身の上となったから」〈二葉亭・浮雲〉
さいほう【財宝】
《「ざいほう」とも》狂言。和泉(いずみ)流では「才宝」。成人した三人の孫が、祖父の財宝の所に名を付けてもらいに行き、それぞれ面白い名をもらい、めでたく舞いはやす。
さく・い
[形] 1 性質があっさりしている。気さくである。「なかなか人好きのする風で談話(はなし)をさしても…—・くて面白い」〈二葉亭訳・めぐりあひ〉 2 材質が粘りけがなく、壊れやすい。もろい。〈日葡〉
さん‐しゃ【三者】
1 三人の人。また、三つのもの。「—会談」「—三様の解釈」 2 「第三者」の略。「—の地位に立てばこそ芝居は観て面白い」〈漱石・草枕〉
しゃにくさい【謝肉祭】
《原題、(フランス)Carnaval》シューマンのピアノ曲集。全21曲。1834年から1835年にかけて作曲。「四つの音符による面白い情景」という副題をもつ。
たい‐そう【大層】
[形動][文][ナリ] 1 程度や分量がはなはだしいさま。たいへん。ひどい。「—な暑さ」「—な剣幕で怒りだす」 2 おおげさなさま。ぎょうさん。「つまらないことを—に言う」 3 大規模なさま。...
たて‐いれ【立(て)入れ/達入れ】
1 義理や意気地を立て通すこと。意地の張り合い。たてひき。「もっと実のある面白い—が何(ど)の位あったか知れないと思うがね」〈眉山・ゆふだすき〉 2 下げ墨をして柱などがまっすぐかどうか見ること。