から【唐/韓/漢】
《朝鮮半島にあった国名から》 1 朝鮮・中国の古称。多く、中国をさす。また、中世以降、広く外国のこと。「—天竺(てんじく)」「その夜の歌ども、—のも倭(やまと)のも、心ばへ深うおもしろくのみなむ...
から‐あい【韓藍】
1 ケイトウの古名。「わが屋戸(やど)に—蒔き生(お)ほし枯れぬれど」〈万・三八四〉 2 美しい藍色。「わが恋はやまとにはあらぬ—のやしほの衣深く染めてき」〈続古今・恋二〉
から‐かぬち【韓鍛冶】
大和朝廷に仕えた渡来人の鍛冶部(かぬちべ)。鍛冶・銅工・金作などに従事した。
から‐かみ【韓神】
昔、宮内省に祭られていた神。大己貴(おおなむち)・少彦名(すくなびこな)の二神と伝えられる。からのかみ。→園神(そのかみ)
から‐くに【唐国/韓国】
「唐(から)1」に同じ。「この我子(あご)を—へ遣る斎(いは)へ神たち」〈万・四二四〇〉
からくに‐だけ【韓国岳】
鹿児島・宮崎県境にある火山。霧島火山群の最高峰で、標高1700メートル。
から‐くれない【唐紅/韓紅】
《舶来の紅の意》鮮やかな濃い紅の色。
から‐ことば【唐語/韓語】
中国語や朝鮮語。また、その他の外国の言語。からこと。〈日葡〉
から‐ころも【唐衣/韓衣】
[名]唐風の衣服。袖が大きく、丈が長くて、上前・下前を深く合わせて着るもの。「—君にうち着せ見まくほり」〈万・二六八二〉 [枕]衣服に関する意から、「たつ」「きる」「なれ」「かけ」「かへす」...
から‐びと【唐人/韓人】
《古くは「からひと」》中国、または朝鮮の人。「—も筏(いかだ)浮かべて遊ぶといふ今日そ我が背子花かづらせよ」〈万・四一五三〉