とお‐よせ【遠寄せ】
1 遠まきにして攻め寄せること。 2 歌舞伎下座音楽の一。大太鼓と銅鑼(どら)による鳴り物で、遠巻きの軍勢を表現する。
とおり‐かぐら【通り神楽】
1 町を流して歩く太神楽(だいかぐら)。 2 歌舞伎下座音楽の一。篠笛(しのぶえ)と桶胴(おけどう)または大太鼓による囃子(はやし)。1を模したもので、初春の郭(くるわ)の場面などに用いる。
と‐がき【ト書(き)】
脚本で、登場人物の出入り・動き、場面の状況や照明・音楽・効果などの指定をせりふの間に書き入れたもの。歌舞伎脚本で、「ト思入れあって…」などと「ト」を用いたところからいう。
ときのおどり【時の踊り】
《原題、(イタリア)Danza delle ore》ポンキエッリのオペラ「ラ‐ジョコンダ」の第3幕第2場の管弦楽曲。舞踏会のシーンで演奏されるバレエ音楽であり、のちに映画やポピュラー音楽などで使...
とき‐の‐ちょうし【時の調子】
雅楽で、その季節にふさわしい音楽の調子。春は双調、夏は黄鐘(おうしき)調、秋は平調、冬は盤渉(ばんしき)調などとされている。
ときわず‐ぶし【常磐津節】
浄瑠璃の流派の一。延享4年(1747)常磐津文字太夫が創始。江戸で歌舞伎舞踊の伴奏音楽として発展した。時代物にすぐれ、曲風は義太夫節に近い。
とくべつ‐きょうしつ【特別教室】
理科・音楽・家庭科などの授業のため、特別の設備をした教室。
トップ‐ハット【Top Hat】
米国の映画。1935年作。フレッド=アステアとジンジャー=ロジャース主演によるミュージカルコメディー。音楽はバーリン。ダンサーと美しいモデルの恋を描く。
トニック【tonic】
1 髪の栄養剤。「ヘア—」 2 「トニックウオーター」に同じ。 3 音楽で、主音。キーノート。トニカ。
トニック‐ソルファ【tonic sol-fa】
《sol-faは、階名唱法の意》音楽で、19世紀の中ごろまでに英国で体系化されたソルミゼーションの一種。→ソルミゼーション