おとぎ‐ばなし【御伽話/御伽噺】
1 子供に聞かせる伝説・昔話など。「桃太郎」「かちかち山」の類。また、比喩(ひゆ)的に、現実離れした空想的な話。 2 おとぎ1の際にする話。 [補説]作品名別項。→おとぎ話
おとぎ‐ぼうこ【御伽這子/御伽婢子】
天児(あまがつ)の一。白い練り絹で綿をくるんで、小児の姿に作り、黒糸を髪として左右に垂らした人形。小児の魔よけとした。 [補説]書名別項。→御伽婢子
おとし‐あな【落(と)し穴】
1 歩いている人や獣が気がつかずに、そのまま落ち込むように仕掛けた穴。 2 (比喩的に)人を陥れるための策略。「うまい話には—がある」 3 (比喩的に)それと気づかずにおちいりがちな、好ましくな...
おとめ‐ごころ【乙女心】
少女の純情で感じやすい心。 [補説]書名別項。→乙女心
おに‐がわら【鬼瓦】
大棟(おおむね)や降(くだ)り棟の端に飾る瓦。獣面のほか蓮華文(れんげもん)などがあり、鬼面がなくてもいう。 [補説]狂言の曲名別項。→鬼瓦
おに‐び【鬼火】
1 雨の降る暗夜などに、墓地や湿地の空中を漂う青い火。燐化(りんか)水素の燃焼によるとする説もあるが不明。陰火。幽霊火。狐火(きつねび)。 2 「鬼火焚(た)き」に同じ。 [補説]書名別項。→鬼火
おはら‐め【大原女】
大原(おおはら)や八瀬(やせ)の里から、柴(しば)・薪(まき)・花などを頭にのせて、京都の町に売りにくる女。おおはらめ。 [補説]「小原女」とも書く。曲名別項。→大原女
おひと‐よし【御人好し】
[名・形動]何事も善意にとらえる傾向があり、他人に利用されたりだまされたりしやすいこと。また、そのさまや、そういう人物。「頼まれたら嫌と言えない—な性格」 [補説]書名別項。→お人よし
お‐ふくろ【御袋】
自分の母親を親しんでいう語。古くは敬称として用いたが、現在では主に男性が、他人に対して自分の母をいうのに用いる。⇔親父(おやじ)。 [補説]作品名別項。→おふくろ
おぼ・れる【溺れる】
[動ラ下一][文]おぼ・る[ラ下二]《「おぼ(溺)ほる」の音変化》 1 泳げないで死にそうになる。また、水中に落ちて死ぬ。「川で—・れる」 2 理性を失うほど夢中になる。心を奪われる。ふける。「...