しょうようろく【従容録】
中国元代の禅書。6巻。万松行秀(ばんしょうぎょうしゅう)が、宏智正覚(わんししょうがく)の「宏智頌古(じゅこ)百則」に評唱などを加えたもの。特に曹洞宗で重んじられる。万松老人評唱天童覚和尚頌古従...
じゅう【什】
1 10。10人。10家。また、10を単位としたもの。 2 「詩経」の雅と頌(しょう)の各10編。また、単に漢詩10編。 3 詩歌。また、詩編。「時折の—をこの篇の作者のところへ」〈佐藤春夫・晶...
じゅう‐ぎゅう【十牛】
禅宗で、悟りの境地に至るまでの階程を示す便宜として、牛と牧童との関係に託して設けた10の段階。尋牛・見跡・見牛・得牛・牧牛(ぼくご)・騎牛帰家・忘牛存人・人牛倶忘・返本還源(へんぽんげんげん)・...
じゅうにぶん‐きょう【十二分経】
仏教経典を12に分類した呼び名。修多羅(しゅたら)(契経(かいきょう))・祇夜(ぎや)(応頌(おうじゅ))・伽陀(かだ)(諷頌(ふじゅ))・和伽羅那(わがらな)(授記)・優陀那(うだな)(無問自...
じょうゆいしきろん【成唯識論】
世親(せしん)の「唯識三十頌(ゆいしきさんじゅうじゅ)」について、護法らインド十大論師が施した注釈を集大成したもの。玄奘(げんじょう)が漢訳して10巻に収めた。法相(ほっそう)宗の中心的論書。
ちゅうろん【中論】
仏教書。4巻。竜樹(りゅうじゅ)の「偈頌(げじゅ)(根本中頌)」を青目(しょうもく)が注釈、鳩摩羅什(くまらじゅう)が漢訳したもの。竜樹の初期の作とされ、因縁によって生じたものはすべて空であると...
ナポレオンボナパルトへのオード
《原題、Ode to Napoleon Buonaparte》⇒ナポレオンへの頌歌(しょうか)
にっしん‐かん【日新館】
江戸時代の会津藩の藩校。藩主松平容頌(かたのぶ)が創立した藩校に寛政11年(1799)命名したもの。同名のものが、美濃・土佐・対馬(つしま)などにもあった。
はるのいわい【春の祝い】
《原題、(ドイツ)Die Frühlingsfeier》クロプシュトックの詩。1759年発表。ドイツにおける自由律の頌歌(しょうか)の創造を象徴する代表作。1771年刊行の「オーデ集」に収録。
ばい【唄】
1 声明(しょうみょう)の一種。漢語または梵語(ぼんご)で偈頌(げじゅ)を唱えるもの。短い詞章を一音一音長く引いて、揺りなどの節を多くつける。如来唄・云何唄(うんがばい)など。 2 「唄器(ばい...