あさ‐だいもく【朝題目】
天台宗で、朝、法華経を読んで行う法華懺法(ほっけせんぼう)のこと。
うた‐だいもく【歌題目】
日蓮宗で、法要・説教のとき、信者たちが太鼓・鉦(かね)・鼓などに合わせ、節をつけて題目や和讃(わさん)を歌うこと。
お‐だいもく【御題目】
1 「題目3」の美化語。 2 口にするだけで、実質の伴わない主張。「—を並べただけで終わる」
おどり‐だいもく【踊り題目】
踊りながら法華経の題目を唱えること。
だい‐もく【題目】
1 書物や作品などの標題。 2 討議や研究などで、問題として取りあげる事柄。 3 日蓮宗で唱える「南無妙法蓮華経」の7字。 4 (多く「お題目」の形で)口先だけで、実質のともなわないこと。「お—...
なみ‐だいもく【波題目】
日蓮が佐渡流罪のとき、海面に南無妙法蓮華経の題目を書いて高波を静め、難破するのを救ったという故事。
はね‐だいもく【跳ね題目】
「髭題目(ひげだいもく)」に同じ。
ひげ‐だいもく【髭題目】
日蓮宗で、題目「南無妙法蓮華経」の7字を、「法」以外の6字の筆端をひげのように伸ばして書いたもの。法の光を受けて万物が真理の活動に入る姿を表したものという。跳ね題目。
ほんもん‐の‐だいもく【本門の題目】
日蓮宗の三大秘法の一。南無妙法蓮華経の七字の題目を唱えて、本尊に帰依(きえ)する心を表すこと。