なめ‐がお【無礼顔】
人をばかにしたような顔つき。「文蔵は—にて、皆様の粋が足りませぬ」〈浮・万金丹・一〉
なも【南無/那謨】
[感]「なむ(南無)」に同じ。「—当来導師とぞ拝むなる」〈源・夕顔〉
なり‐あが・る【成(り)上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 貧しかったり地位の低かったりした者が金持ちになったり高い地位を得たりする。「政界に身を投じて大臣にまで—・る」 2 でき上がる。成就する。「一本の大道は眼の自由行動と平行し...
なれ‐がお【馴れ顔】
うちとけた態度や顔つき。「いと—に、御帳の内に入り給へば」〈源・若紫〉
なん‐しょく【難色】
不承知らしいようす。また、非難するような顔つき。「—を示す」
に【丹】
《「土(に)」と同語原》 1 赤い色。丹色。「—塗りの鳥居」 2 赤い色の顔料に用いる赤土。「丹生(にふ)の郷(さと)。昔時(むかし)の人、此の山の沙(すなご)を取りて—に該(あ)てき」〈豊後国...
におい‐こぼ・れる【匂い零れる】
[動ラ下一][文]にほひこぼ・る[ラ下二] 1 よいかおりがあふれ出てただよう。「—・れて咲きそろう」 2 美しさや魅力があふれ出る。「—・れる笑顔」
におい‐やか【匂いやか】
[形動][文][ナリ] 1 つやつやと輝くように美しいさま。におやか。「彼女の顔の白さが薄闇のなかに—に仄めいた」〈秋声・仮装人物〉 2 よい香りが立ちこめているさま。かぐわしいさま。におやか。...
にお‐やか【匂やか】
[形動][文][ナリ] 1 「においやか1」に同じ。「電灯の光を浴びている遊女(おんな)の—な白粉の顔が」〈近松秋江・青草〉 2 「においやか2」に同じ。「ふかぶかと胸一杯に—な空気を吸い込んだ...
にかっ‐と
[副](スル)歯を見せて笑顔を作るさま。「菓子を手に—笑う」