び‐かせき【微化石】
その同定や観察に顕微鏡を必要とする小さい化石の総称。ふつう数ミリメートル以下の大きさのものをさす。放散虫、珪藻類、有孔虫、花粉などがあり、過去の環境の推測や年代特定に用いられることが多い。
びし‐てき【微視的】
[形動] 1 人間の視覚で識別できないほど微細であるさま。顕微鏡的。「—な世界」⇔巨視的。 2 物事を微細に観察するさま。「—にとらえる」⇔巨視的。
びしょう‐かたさ【微小硬さ】
工業材料をはじめとする物質の硬さ(硬度)の示し方の一。原理はビッカース硬さと同じで、おおむね荷重1キログラム重以下での測定に対して用いられる。肉眼では判別できないほど小さなくぼみを顕微鏡で計測す...
び‐せいぶつ【微生物】
顕微鏡で拡大しなければよく見えない微細な生物。細菌・酵母・原生動物、菌類の一部など。ウイルスを含め、また藻類まで含めることもある。
びぶんかんしょう‐けんびきょう【微分干渉顕微鏡】
干渉顕微鏡の一。ノルマルスキープリズムという特殊なプリズムを用いて二つの偏光に分割し、その光線のずれを対物レンズの分解能以下にしたもの。光線を再び合成して光の干渉を起こさせ、光路差のわずかな違い...
びょうり‐けんさ【病理検査】
疾病の診断を行うために、患者から採取した臓器・組織・細胞などを詳しく調べること。内視鏡や手術で取り出した臓器や組織を調べる病理組織検査、尿・喀痰(かくたん)に含まれる細胞や粘膜・病変部から採取し...
ファーティマ【Fátima】
ポルトガル中西部の都市。第一次大戦中の1917年5月13日に聖母マリアが顕現、その後5か月にわたり毎13日に出現したという話で知られる。聖堂が建造され、カトリックの重要な巡礼地になった。ファティマ。
ふうにゅう‐ざい【封入剤】
顕微鏡で、スライドグラスにのせた試料を固定・保持するために用いる物質。乾燥や退色の防止、長期間の保存、屈折率の最適化などを目的とする。
フォーカシング【focusing】
1 焦点を合わせること。特に、仕事や日常的なこと以外の物事に注意や関心を集中して気分転換をはかること。米国の心理学者ジェンドリン(Eugene.T.Gendlin)が提唱した心理療法の一つ。 2...
フォーカス【focus】
1 カメラ、望遠鏡、顕微鏡などの光学系の焦点。「オート—」 2 パソコンの操作画面などで、あるウインドーや入力フォームが、キーボードやマウスによる操作や入力を受けられる状態にあること。