まち‐もう・ける【待(ち)設ける】
[動カ下一][文]まちまう・く[カ下二] 1 準備をして待つ。まちうける。「来客を—・ける」 2 そうなることを願う。期待する。「昇給を—・ける」
まっ‐ぴら【真っ平】
[形動][文][ナリ]《「まひら」の音変化。語幹を副詞的にも用いる》 1 ただひたすらに願うさま。ひとえに。「—許されい」「—にいやと言ふとも入り参らする」〈仮・仁勢物語・下〉 2 《「真っ平御...
みず‐ひき【水引】
1 細いこよりにのりをひいて乾かし固めたもの。進物用の包み紙などを結ぶのに用いる。ふつう数本を合わせて、中央から色を染め分ける。吉事の場合は紅と白、金と銀、金と赤など、凶事の場合は黒と白、藍と白...
みょう‐が【冥加】
1 気がつかないうちに授かっている神仏の加護・恩恵。また、思いがけない幸せ。冥助(みょうじょ)。冥利(みょうり)。「—を願う」「命—」 2 神仏の加護・恩恵に対するお礼。「薬代を—のためにつかは...
もが
[終助]《係助詞「も」に終助詞「か」の付いた「もか」の音変化。上代語》名詞、形容詞および助動詞「なり」の連用形、副詞、助詞に付く。上の事柄の存在・実現を願う意を表す。…があればいいなあ。…であっ...
もがな
[終助]《終助詞「もが」+終助詞「な」から》名詞、形容詞および助動詞「なり」「ず」の連用形、助詞に付く。上の事柄の存在・実現を願う意を表す。…があればいいなあ。…(で)あってほしいなあ。「み吉野...
もがも
[終助]《終助詞「もが」+終助詞「も」から。上代語》名詞、形容詞および助動詞「なり」の連用形、副詞、助詞に付く。上の事柄の存在・実現を願う意を表す。…があればいいなあ。…(で)あってほしいなあ。...
もの‐ねがい【物願ひ】
物事が成就するように願うこと。「苦しげなる御—かな」〈宇津保・藤原の君〉
夢(ゆめ)を託(たく)・す
自分の希望を他人にゆだね、実現することを願う。「息子にピアニストの—・す」
ゆや【熊野/湯谷】
謡曲。三番目物。平宗盛の愛人熊野は、東国にいる重病の母を見舞うために帰国を願うが許されず、花見の供を命ぜられる。花見の宴で、母を案じる熊野の歌をきいた宗盛は哀れを感じて帰国を許す。 箏曲(そ...