もん‐ぜき【門跡】
1 一宗門の本山。また、そこに住み、その法系を嗣(つ)いでいる僧。 2 平安時代以後、皇族・貴族などが出家して居住した特定の寺院。また、その住職。室町時代以後は寺院の格式を示す語となった。江戸幕...
やくし‐きょう【薬師経】
大乗経典。梵本は現存しないが漢訳に5種あったという。ふつう唐の玄奘(げんじょう)訳「薬師瑠璃光(るりこう)如来本願功徳経」1巻をさす。現世利益(げんせりやく)を説き、薬師仏の功徳を強調したもの。
やくし‐じ【薬師寺】
奈良市にある法相(ほっそう)宗の大本山。南都七大寺の一。天武天皇が皇后の病気平癒を祈願し、天皇没後の文武天皇2年(698)藤原京に完成。平城遷都に伴い、現在の地に移転。たびたび火災などで諸堂を...
やくし‐にょらい【薬師如来】
《(梵)Bhaiṣajyaguruの訳》東方浄瑠璃(じょうるり)世界の教主。12の大願を立てて、人々の病患を救うとともに悟りに導くことを誓った仏。古来、医薬の仏として信仰される。像は通例、右手に...
やくじしょうにん‐しんせい【薬事承認申請】
医薬品・医療機器・化粧品などを製造・販売するために必要な許可を監督機関に願い出ること。日本の場合、厚生労働省に申請する。薬事申請。→薬事承認
ヤソートーン【Yasothon】
タイ北東部、イサーン地方の町。18世紀末、ラオス軍のカンボジア侵攻の際に建設。毎年5月、農民が手製のロケットを打ち上げる、「ブーンバンファイ」という豊作祈願の祭りが開かれることで知られる。
やた‐でら【矢田寺】
奈良県大和郡山市にある高野山真言宗の寺。山号は、矢田山。天武天皇2年(673)天皇の勅願により智通の開創と伝える。のち、満米(まんめい)が中興、八宗兼学の道場となった。正称は金剛山寺。八田寺。
やた‐の‐かがみ【八咫鏡】
《大きな鏡の意》三種の神器の一。天照大神(あまてらすおおみかみ)が天の岩屋に隠れたとき、大神の出御を願い、石凝姥命(いしこりどめのみこと)が作ったという鏡。伊勢神宮に御霊代(みたましろ)として奉...
やっこ‐さん【奴さん】
[名]折り紙で、奴
2の形に折るもの。
俗曲。江戸末期に願人坊主が踊り歌として広め、のちに寄席や花柳界で流行した。踊りを伴うことが多い。
[代]三人称の人代名詞。同等以下の人を軽んじたり、...
やのくち‐まつり【矢の口祭(り)】
年頭に豊猟を祈願し、餅(もち)などを供えて山神に祈る祭り。