御百度(おひゃくど)を踏(ふ)・む
1 願い事がかなうように社寺に一〇〇度お参りをする。お百度を上げる。 2 頼み事を聞き入れてもらうために、同じ人や場所を何度も繰り返し訪ねる。「—・んで契約を取りつける」
おふみ【御文】
蓮如(れんにょ)が浄土真宗の教義を説いて門徒に与えた書簡80通を選んで編集したもの。主に大谷派でいい、本願寺派では御文章(ごぶんしょう)という。おふみさま。
御前(おまえ)百(ひゃく)までわしゃ九十九(くじゅうく)まで
《「お前」は夫を、「わし」は妻をさす》夫婦が共に元気で長生きできるようにとの願いを女性の立場から言ったもの。「共に白髪(しらが)の生えるまで」と続く。
おめでたきひと【お目出たき人】
武者小路実篤の小説。明治44年(1911)発表。理想実現のため一人の少女と結婚を願うが、結局は失恋する。その過程を真摯に、善意をもって描いた初期の代表作。
おもい【思い/想い/念い】
1 ある物事について考えをもつこと。また、その内容。所懐。「年頭の—を述べる」 2 予想。予期。想像。「—もしない結末」 3 願い。望み。「長年の—がかなう」「—を遂げる」 4 物思い。回想。「...
思(おも)いを遂(と)・げる
願っていたことを実現させる。望みを遂げる。「かねてからの—・げる」
おもう‐さま【御父様】
《母屋(おもや)にいる人の意から》父を敬っていう語。宮中・宮家・公家、また、東西本願寺両家などの家庭で用いる。おもうさん。⇔御母様(おたあさま)。 [補説]「御孟様」「御申様」とも書く。
おもほ・し【思ほし】
[形シク]《動詞「おもふ」の形容詞化》心に望んでいる。願わしい。「—・しき言伝(ことつて)遣らず恋ふるにし心は燃えぬ」〈万・三九六二〉
おりいっ‐て【折(り)入って】
[副]深く心を込めて。特別に。ぜひとも。「—お願いしたいことがあります」
おれい‐まいり【御礼参り】
1 神仏にかけた願(がん)が成就した礼に参詣すること。報賽(ほうさい)。 2 刑期を終えて出所したやくざなどが、自分を密告したり、自分に不利な証人となったりした人に、仕返しをすること。