かつら‐づつみ【桂包み】
室町時代、庶民の女性が長い布で頭を包み、前で結んで余りを左右に分けて挟んだもの。京都の桂女(かつらめ)の風俗から始まるという。桂巻き。
かつら‐め【桂女】
1 京都の桂に住み、神功皇后を祭神とする伏見の御香宮(ごこうのみや)や石清水八幡宮に奉仕したという巫女(みこ)。祝い事のある貴族の邸へ行って祝言を述べ、後には疱瘡(ほうそう)や安産の守り札を売り...
かつ‐れき【活歴】
歌舞伎で、在来の時代物の荒唐無稽(こうとうむけい)を排し、史実を重んじて歴史上の風俗を再現しようとする演出様式。明治初期から中期にかけて、9世市川団十郎らが主唱した。
かまくら‐よう【鎌倉様】
鎌倉の武士やその婦女子の間に広まっていた風俗の様式。「爪、髪の切り様は—候ふな」〈幸若・堀川〉
かんしゅう【甘州】
雅楽の舞曲。唐楽。平調(ひょうじょう)で新楽の準大曲。六人または四人舞。玄宗皇帝作ともいい、中国甘州(張掖(ちょうえき)の旧称)の風俗舞ともいわれる。甘州楽(かんしゅうらく)。
かん‐たい【冠帯】
1 冠と帯。また、衣冠・束帯の礼装。 2 冠を着け、帯を結んだ礼儀に厚い風俗。
かんでんじひつ【閑田次筆】
江戸後期の随筆。4巻。伴蒿蹊(ばんこうけい)著。文化3年(1806)刊。「閑田耕筆」の続編。紀実・考古・雑話に分類、古物・古風俗の図を入れて収める。
ガイド‐ばんぐみ【ガイド番組】
《guide program》内外各地に伝わる風俗習慣から名所旧跡・名物、さらには温泉などを紹介、案内し、手引きする番組。
が‐ほう【画報】
絵や写真などを主として編集した雑誌や本。「風俗—」
きゃく‐まち【客待ち】
[名](スル) 1 客が来るのを待つこと。多く、タクシーが駅前などで待機することや、繁華街などで風俗店の従業員が店外に立つことをいい、後者は、通行人に声をかけて勧誘する「客引き」と区別して用いら...