うら‐かぜ【浦風】
海辺を吹く風。浜風。
うわ‐かぜ【上風】
草木などの上を吹きわたる風。「時雨うちして荻の—もただならぬ夕暮れに」〈源・少女〉
えいそ‐の‐かぜ【永祚の風】
永祚元年(989)8月13日の夜、京坂に吹いた大風。大風のたとえとして語り継がれた。「—更に及ばぬ天災なり」〈愚管抄・四〉
えい‐ふう【英風】
1 下の者を導くすぐれた教え。「—を敷きて国を弘め給ひき」〈記・序〉 2 すぐれた風采(ふうさい)。りっぱな姿。英姿。「受命漢祖に師となり、—万古に伝ふ」〈文華秀麗集・中〉
エジプトふう【エジプト風】
《原題、(フランス)Egyptique》サン=サーンスのピアノ協奏曲第5番の通称。1895年作曲。エジプト滞在時の印象に基づく、東方的・異国的な雰囲気の作品。
えっきょう‐たいふう【越境台風】
日本の気象庁の管轄外で発生したハリケーンなどの熱帯低気圧が、東経180度より西へ移動し台風になったもの。
えど‐ふう【江戸風】
1 江戸の特徴的な流儀。江戸の人の好みのやり方。江戸前。 2 江戸座の俳諧のもつ特徴的傾向。浮世風。洒落風。
おい‐かぜ【追(い)風】
1 後ろから吹いてくる風。進む方向に吹く風。おいて。順風。⇔向かい風。 2 有利な状況。後押しとなる出来事。「参院選の与党に景気回復が—となる」⇔逆風。 3 着物にたきしめた香(こう)のかおりな...
おい‐て【追風】
後ろから吹いてくる風。進む方向に吹く風。順風。おいかぜ。「—に帆を上げる」
おう‐ふう【横風】
[名・形動]偉そうに人を見くだす態度をとること。また、そのさま。大風(おおふう)。「やに—な失敬な奴だと思ったが」〈漱石・坊っちゃん〉