おごり【驕り/傲り】
いい気になること。思い上がり。「言葉の端々に—がみえる」
おごり‐たかぶ・る【驕り高ぶる/傲り高ぶる】
[動ラ五(四)]他人をあなどり、思い上がった態度をとる。「—・って無茶な命令を下す」
おご・る【驕る/傲る】
[動ラ五(四)]地位・権力・財産・才能などを誇って、思い上がった振る舞いをする。「勝利に—・る」
驕(おご)る平家(へいけ)は久(ひさ)しからず
《平家物語の「驕れる人も久しからず」から》地位や財力を鼻にかけ、おごり高ぶる者は、その身を長く保つことができないということのたとえ。驕れる者は久しからず。
驕(おご)れる者(もの)は久(ひさ)しからず
《平家物語の「驕れる人も久しからず」から》「驕る平家は久しからず」に同じ。
きょう【驕】
[音]キョウ(ケウ)(呉)(漢) [訓]おごる おごり おごり高ぶる。「驕傲(きょうごう)・驕恣(きょうし)・驕奢(きょうしゃ)・驕慢」
きょう‐いつ【驕佚/驕逸】
[名・形動]おごり高ぶって、ほしいままにすること。また、そのさま。「将軍及び大名等は早く既に人民の財産を奪掠して其—を資(たす)けたり」〈田口・日本開化小史〉
きょう‐いつ【驕溢】
おごり高ぶって分に過ぎた行動をすること。
きょう‐か【驕誇】
おごり高ぶって大言を吐くこと。きょうこ。「—自尊」
きょう‐き【驕気】
おごり高ぶった気持ち。