きんえいせい‐さいぼう【筋衛星細胞】
骨格筋の再生能を担う前駆細胞。筋繊維周辺に存在し、筋細胞が損傷したときに分化・増殖して筋肉組織を再生する。筋サテライト細胞。
きん‐えん【筋炎】
骨格筋に起こる炎症。最も多いのは化膿菌(かのうきん)の感染によるもので、寒け・震えを伴って高熱を出し、筋肉が腫れて痛む。
きんげん‐せんい【筋原線維/筋原繊維】
骨格筋の筋線維を構成するさらに微細な線維。数百本集まって1本の筋線維となる。
きん‐こつ【筋骨】
筋肉と骨格。転じて、からだつき。「—たくましい青年」「—隆々」
きんしかん‐ざい【筋弛緩剤】
骨格筋の緊張を抑え、弛緩させる薬剤。中枢神経に作用するものと末梢神経に作用するものがある。前者は肩や腰の痛みを軽減する内服薬、後者は外科手術時の注射による筋弛緩に用いられる。筋弛緩薬。
きん‐せんい【筋線維/筋繊維】
筋肉を構成する線維状の細胞。骨格筋のものは多核で横紋があり、1本ごとに運動神経と結合していて、心筋では網目状につながって多核細胞のようになる。平滑筋のものは単核。筋肉繊維。
きん‐にく【筋肉】
収縮性をもつ動物特有の運動器官。原生・中生・海綿動物を除くすべてに存在。脊椎動物では量が多く、たんぱく質に富む。骨格に付着する骨格筋と、心臓壁をなす心筋は横紋筋からなり、胃腸などの壁をなす内臓筋...
きんにく‐そしき【筋肉組織】
筋線維が集まってできた組織。横紋筋細胞からなる骨格筋組織、心筋組織と平滑筋組織の3種類がある。筋組織。
きん‐ぼうすい【筋紡錘】
骨格筋の内部にある紡錘形の受容器。神経と連絡しており、筋肉の収縮状態を伝えて、脊髄反射を介しての姿勢・運動の調節に重要な働きをする。
くら‐ぼね【鞍橋/鞍骨/鞍瓦】
鞍の骨格をなす部分。前輪(まえわ)・後輪(しずわ)・居木(いぎ)からなる。鞍。鞍瓦(あんが)。