が‐き【餓鬼】
1 《(梵)pretaの訳。薜茘多(へいれいた)と音写》生前の悪行のために餓鬼道に落ち、いつも飢えと渇きに苦しむ亡者。 2 「餓鬼道」の略。 3 《食物をがつがつ食うところから》子供を卑しんでい...
き【鬼】
1 異類異形のばけもの。おに。「其(その)霊魂—となりて我輩の終生を苦しめん」〈織田訳・花柳春話〉 2 死者の霊魂。「いかなる賤しき者までも、死しては霊(りゃう)となり—となりて」〈太平記・三四...
き【鬼】
[常用漢字] [音]キ(呉)(漢) [訓]おに 〈キ〉 1 死者の霊魂。亡霊。「鬼哭(きこく)・鬼神/幽鬼」 2 死者。あの世。「鬼籍・鬼録」 3 この世のものとも思われない恐るべき存在。化け...
きゅう‐き【窮鬼】
1 貧乏神。「これらの外道—は、鍾馗(しょうき)の力をかりても退くる事難し」〈読・英草紙・一〉 2 生き霊。〈色葉字類抄〉
きゅうけつ‐き【吸血鬼】
1 人の生き血を吸うという魔物。バンパイア。 2 無慈悲に人を苦しめて利益をしぼり取る人間。
ぎしん‐あんき【疑心暗鬼】
「疑心暗鬼を生ず」の略。
くき【九鬼】
姓氏の一。 [補説]「九鬼」姓の人物九鬼周造(くきしゅうぞう)九鬼嘉隆(くきよしたか)
こ‐ぎ【胡鬼】
「胡鬼の子1」に同じ。「羽根を抜いて取らせうぞ、—にせよや」〈虎明狂・鶉舞〉
こころ‐の‐おに【心の鬼】
1 ふと心に思い当たる良心の呵責(かしゃく)。「かたはらいたく、—出で来て、言ひにくくなり侍りなむ」〈枕・一三五〉 2 心の奥に潜んでいるよこしまな考え。邪心。煩悩(ぼんのう)。「我はかく思ふと...
こんじょう‐き【紺青鬼】
地獄にいて、紺青を塗ったような色をしているといわれる鬼。青鬼。