よろい‐やき【鎧焼(き)】
イセエビの鬼殻(おにがら)焼きのこと。
らい‐じん【雷神】
かみなりを起こすと信じられた神。ふつう虎の皮の褌(ふんどし)をした鬼が、輪形に連ねた太鼓を負い、手にばちを持った姿で描かれる。古くは水神の性格も持つものとされた。《季 夏》→風神
らしょう‐もん【羅生門】
⇒羅城門(らじょうもん)
謡曲。五番目物。金春を除く各流。観世小次郎信光作。今昔物語などに取材。ワキ方中心の曲で、渡辺綱が羅生門にすむ鬼と戦い、鬼の片腕を斬(き)り落とす。
芥川竜之介の小...
らしょうもん‐かずら【羅生門蔓】
シソ科の多年草。山野に生え、高さ15〜30センチ。葉は心臓形で、対生。4、5月ごろ、上部の茎に、紫色の唇形の花が並んでつく。名は、花の形を羅生門(羅城門)で切り落とされたという鬼の腕になぞらえた...
らせつ【羅刹】
《(梵)rākṣasaの音写。速疾鬼・可畏と訳す》大力で足が速く、人を食うといわれる悪鬼。のちに仏教に入り、守護神とされた。
らせつ‐こく【羅刹国】
羅刹のいる国。人を食う鬼のすむ国。
らせつ‐にょ【羅刹女】
女の羅刹。鬼女。仏法を守護する十羅刹女もある。
りき‐し【力士】
《古くは「りきじ」とも》 1 相撲取り。 2 「金剛(こんごう)力士」の略。 3 力の強い人。力持ち。「数万の—鬼王を集めて」〈曽我・七〉
りきどう‐ふう【力動風】
世阿弥が説いた、能における鬼の演じ方の一。形も心も鬼で、からだに力をこめて強く荒々しく演じる。→砕動風(さいどうふう)
りゅうおう‐きょう【竜王峡】
栃木県北西部、鬼怒川上流にある峡谷。川の流れによって浸食され、長さ約2キロメートルにわたって虹見の滝や五光岩などの景勝地が続く。日光国立公園に属する。