うすたび‐が【薄手火蛾/薄足袋蛾】
ヤママユガ科のガ。翅(はね)の開張は雄が約8〜9センチ、雌が約8.5〜11.5センチ。雄は黄褐色、雌は黄色で、秋に発生。幼虫はクリ・クヌギ・ナラなどの葉を食害。繭は緑色で柄のついたかます形をし、...
うすば‐きちょう【薄翅黄蝶】
アゲハチョウ科のチョウ。翅(はね)は開張5〜6センチ、黄色ないし淡黄色で淡黒色の斑紋が散在、後ろ翅に橙赤(とうせき)色の紋がある。幼虫はコマクサを食べ、成虫になるまで足かけ3年を要する。北海道の...
うすば‐きとんぼ【薄翅黄蜻蛉】
トンボの一種。体長約5センチ。頭部が大きく、体は橙色ないし黄色。群れて飛び、飛翔力が強く、大洋上でもみられる。
うちわ‐やんま【団扇蜻蜓】
サナエトンボ科のトンボ。体長7センチくらい。体は黒く、胸部前方に逆八字形の黄色紋があり、腹部の第8節に団扇状の突出物がある。幼虫は腹部全体が扇状で扁平。
うのめ‐いおう【鵜の目硫黄】
薄紅色を帯びた黄色の光沢のある硫黄。
うま‐ごやし【馬肥やし/苜蓿】
マメ科の越年草。高さ30〜60センチで、茎の下部は地上をはう。葉は3枚の小葉からなる複葉。春、黄色の小さな蝶形の花をつける。ヨーロッパの原産で、江戸時代に渡来し野生化。緑肥や牧草とする。からくさ...
うま‐の‐あしがた【馬の足形/毛茛】
キンポウゲ科の多年草。山野に生え、高さ40〜60センチ。葉は手のひら状で三〜五つに裂けている。初夏、黄色い5弁花を開く。八重咲き種をキンポウゲという。有毒。こまのあしがた。おこりおとし。《季 春》
うみ‐ぞうめん【海素麺】
1 ウミゾウメン科の紅藻。干潮線付近の岩や貝殻に繁茂し、濃紅色のひも状で、ほとんど分枝しない。寒天質で粘性があり、食用とする。 2 アメフラシの卵塊。黄色いひも状で、春先、海岸の海藻の間に産みつ...
うめ‐もどき【梅擬】
モチノキ科の落葉低木。山地に自生。葉は梅に似て、葉脈上に毛が密生する。雌雄異株。6月ごろ、淡紫色の花をつける。小さな実は熟すと赤く、落葉後も残るので雌木は庭によく植えられる。実の白いものをシロミ...
う‐やく【烏薬】
クスノキ科の常緑低木。幹・枝は細い。雌雄異株。4月ごろ、淡黄色の小花を多数つけ、実は楕円形。根は連球状で香気があり、漢方で健胃・鎮痛薬に用いる。天台烏薬(てんだいうやく)。