くろ‐き【黒木】
《「くろぎ」とも》 1 (古くは「赤木」に対して、のちには「白木」に対して)皮のついたままの丸太。 2 約30センチの長さに切った生木を、かまどで黒く蒸し焼きにして薪としたもの。京都の八瀬・大原...
くろき【黒木】
姓氏の一。 [補説]「黒木」姓の人物黒木和雄(くろきかずお)黒木勘蔵(くろきかんぞう)
くろき‐うり【黒木売り】
黒木2を頭にのせて京都市中へ売りにきた八瀬・大原の女。
くろき‐づくり【黒木造り/黒木作り】
皮つきの丸太で造ったもの。黒木の鳥居・玉垣など。
くろき‐の‐ごしょ【黒木の御所】
皮つきの丸太で造った粗末な宮殿。天皇の仮御所。「—を作りて皇居とす」〈太平記・四〉
くろき‐の‐とりい【黒木の鳥居】
皮つきの丸太で造った鳥居。最も古い形式で、2本の柱と笠木および貫(ぬき)からなる。黒木鳥居。
くろき‐の‐や【黒木の屋】
黒木造りの粗末な建物。「山中に—を造りておはしけるを」〈十訓抄・一〉