じゅけんせいのしゅき【受験生の手記】
久米正雄の短編小説。大正7年(1918)「黒潮」誌に発表。同年刊行の短編小説集「学生時代」に収録。
そ‐う【左右】
1 左と右。また、かたわら。さゆう。「—の手」「識(さと)り難くして、—を顧みる」〈今昔・九・二七〉 2 左か右に落ち着くこと。決着。また、その成り行き。「吉(きっ)—」「軍(いくさ)の—を待つ...
ぞく‐りょう【俗了】
[名](スル)俗化してしまうこと。「よし玉えよし玉え、折角の清会を—してしまう」〈蘆花・黒潮〉
ぞよ‐めき
たくさんの人々の声などが騒がしく聞こえること。また、その声。ざわめき。「満場の—ばったり止んで」〈蘆花・黒潮〉
たけ‐お【猛男/猛夫/丈夫】
強く勇ましい男。たくましく強い男。ますらたけお。ますらお。「近藤勇、土方歳三等の—を取しずめ」〈蘆花・黒潮〉
たま‐ぼうき【玉箒】
1 「たまばはき」に同じ。「憂を掃う—と云う訳(わけ)かね」〈蘆花・黒潮〉 2 タムラソウの別名。
だん‐りゅう【暖流】
まわりの海水より温度の高い海流。塩分は高く、プランクトンは少ない。黒潮・対馬海流・メキシコ湾流など。⇔寒流。 [補説]作品名別項。→暖流
ちょう【潮】
[音]チョウ(テウ)(漢) [訓]しお うしお [学習漢字]6年 〈チョウ〉 1 海水の干満。また、海水の流れ。「潮水・潮汐(ちょうせき)・潮流/海潮・干潮・高潮・順潮・満潮・落潮」 2 世の...
ちょう‐ちょう【丁丁/打打】
[副]かん高い音が続いて響くさまを表す語。「碁石の音のみ—と響いて居る」〈蘆花・黒潮〉
つしま‐かいりゅう【対馬海流】
黒潮から分かれ、東シナ海から対馬海峡を経て日本海東側を流れる暖流。津軽海峡から太平洋へ出る津軽暖流と、北海道西岸を北上する宗谷暖流とに分かれる。対馬暖流。