おうしょく‐かやく【黄色火薬】
ピクリン酸を主とする黄色の火薬。黒色火薬に対していう。
か‐やく【火薬】
熱や衝撃によって爆発する物質で、そのエネルギーを有効に利用できるもの。火薬類取締法では、弾丸などの発射薬とロケット推進薬をいい、広くは爆薬・火工品を含めていう。ニトロセルロース・黒色火薬など。
こんごう‐かやく【混合火薬】
2種以上の物質を混合した火薬。黒色火薬・カーリットなど。
しょうさん‐カリウム【硝酸カリウム】
炭酸カリウムを硝酸に溶かして得られる、無色の結晶。天然には硝石として産出。黒色火薬・マッチ・花火・肥料などに利用。化学式KNO3 煙硝。
シングルベース‐かやく【シングルベース火薬】
黒色火薬に比べて発煙量が少ない無煙火薬の一。ニトロセルロースを基剤として、安定剤、膠化(こうか)剤などを添加したもの。 [補説]ほかに、ニトロセルロースにニトログリセリンを加えたダブルベース火薬...
ダブルベース‐かやく【ダブルベース火薬】
黒色火薬に比べて発煙量が非常に少ない無煙火薬の一。ニトロセルロースにニトログリセリンを加えたもの。名称は、ともに酸化剤・燃料剤として二つの基剤が用いられることに由来する。ロケットなどのダブルベー...
ていおん‐はなび【低温花火】
祝宴や舞台の演出など、主に屋内で使用される花火。黒色火薬のかわりに、燃焼時の煙が少ないニトロセルロースや、燃焼温度が低いチタンなどの金属粒が含まれる。ローカロリー花火。室内花火。ジャーブ。
トリプルベース‐かやく【トリプルベース火薬】
黒色火薬に比べて発煙量が非常に少ない無煙火薬の一。ニトロセルロースにニトログリセリン、ニトログアニジンを加えたもの。名称は、酸化剤・燃料剤として三つの基剤が用いられることに由来する。シングルベー...
どうか‐せん【導火線】
1 雷管とともに用いる、火薬を爆発させるための火縄。黒色火薬を紙・糸で巻いてひも状にしたもの。 2 事件を引き起こすきっかけ。「大戦勃発の—となった事件」
はっしゃ‐やく【発射薬】
弾丸やロケットなどの発射に用いる火薬。黒色火薬の類。