後(あと)に◦する
去る。ある場所から離れる。「故郷を—◦する」
後(あと)に引(ひ)け◦ない
やめられない。また、譲歩できない。「自分で言い出した手前、—◦なくなった」
後(あと)にも先(さき)にも
以後にも以前にも。珍しいことを強調する言葉。「—聞いたことがない」
アトニー【(ドイツ)Atonie】
筋肉などの緊張力が弱まったり消失したりすること。緊張減退症。「胃—」
あと‐ねり【後練り】
生糸を織ったあとでよく練ること。また、その絹織物。羽二重(はぶたえ)・縮緬(ちりめん)など。⇔先練り。
後(あと)の雁(かり)が先(さき)になる
後輩が先輩を追い越して出世したり、若い者が先に死んだりするなど、あとのものが先のものを追い越すことにいう。
あと‐の‐つき【後の月】
先月。あとげつ。
あと‐の‐まつり【後の祭(り)】
1 祭りのすんだ翌日。また、その日、神饌(しんせん)を下ろして飲食すること。後宴。 2 祭りのあとの山車(だし)のように、時機遅れで、むだなこと。手遅れ。「今さら悔やんでも—だ」
あと‐のり【後乗り】
1 行列の最後尾を騎馬で行くこと。また、その人。⇔先乗り。 2 後陣となって最後に城に乗り入れること。 3 ワンマンバスなどで、後ろの乗降口を乗り口にすること。うしろのり。「—前降り」
あとはか‐な・し
[形ク] 1 手がかりがない。行方が知れない。「男も、尋ね給はむに—・くはあらねど」〈源・花宴〉 2 心細く頼りない。はかない。「いと—・き心地して、うつぶし臥し給へり」〈源・玉鬘〉