あ‐やつ【彼奴】
[代]三人称の人代名詞。ののしったり、あなどったりするときのやや古めかしい言い方。あいつ。きゃつ。「—にできる訳がない」
あやつり【操り】
1 操ること。また、そのしかけ。「かくして奇怪なる運命の—によって」〈長与・青銅の基督〉 2 操り人形。また、操り芝居。
あやつり‐きょうげん【操り狂言】
1 操り芝居のこと。 2 人形浄瑠璃を歌舞伎化したもの。義太夫狂言。丸本(まるほん)歌舞伎。
あやつりさんば【操三番】
歌舞伎舞踊。長唄。本名題「柳糸引御摂(やなぎのいとひくやごひいき)」。嘉永6年(1853)江戸河原崎座で初演。翁(おきな)・千歳(せんざい)をぜんまい人形、三番叟(さんばそう)を糸操りの所作で演...
あやつり‐ざ【操り座】
操り芝居を上演する劇団。また、その劇場。
あやつり‐しばい【操り芝居】
文楽など、操り人形を用いてする芝居。操り狂言。
あやつり‐じょうるり【操り浄瑠璃】
1 三味線を伴奏とした浄瑠璃に合わせて、人形を操る芝居。文楽など。操り芝居。人形浄瑠璃。 2 操り芝居で語る浄瑠璃。特に、義太夫節。
あやつり‐にんぎょう【操り人形】
1 操り芝居に用いる人形。糸操りと手遣いとがある。 2 他人の言うとおりに、どうにでも動く人。傀儡(かいらい)。「彼は社長の—にすぎない」
あやつ・る【操る】
[動ラ五(四)] 1 物を動かして使う。操作する。「櫓(ろ)を—・る」「人形を—・る」 2 うまく取り扱う。巧みに使いこなす。「楽器を—・る」「三か国語を—・る」 3 意のままに人を動かす。特に...