いが‐ほおずき【毬酸漿】
ナス科の多年草。山地の樹陰に生え、高さ約60センチ。葉は卵円形で、互生。夏から秋、葉の付け根に淡黄白色の釣鐘形の花を開く。実はとげのある萼(がく)に包まれる。
いか‐ぼし【厳星】
《「いがぼし」とも》兜(かぶと)の星の一。兜の鉢板をはぎ合わせるための鋲(びょう)の頭で装飾を兼ねたもののうち、特に大きくいかめしいもの。いらぼし。
いが‐ぼんち【伊賀盆地】
⇒上野盆地(うえのぼんち)
いがみ【歪み】
《動詞「いが(歪)む」の連用形から》 1 「ゆがみ」に同じ。「石灯籠が此のやうに—が来ると、火をとぼすことがならぬ」〈松翁道話・二〉 2 悪者。悪漢。「かねて工(たくみ)の—の男、腕まくりして」...
いがみ‐あい【啀み合い】
互いに争うこと。「労使の—」
いがみ‐あ・う【啀み合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 動物が互いに吠(ほ)えたりかみついたりする。「牙をむいて犬が—・う」 2 互いに敵意をもって激しく争う。「兄弟が—・う」
いがみ‐の‐ごんた【いがみの権太】
浄瑠璃「義経千本桜」の登場人物。無法者であったが改心し、妻子を平維盛(たいらのこれもり)の妻子の身代わりにして自らも死ぬ。
いが・む【歪む】
[動マ五(四)]《「ゆがむ」の音変化》 1 「ゆがむ1」に同じ。「針ガ—・ンダ」〈和英語林集成〉 2 「ゆがむ2」に同じ。「気ノ—・ンダ人」〈和英語林集成〉 3 盗む。「是まで人の物を—・み候...
いが・む【啀む】
[動マ五(四)] 1 動物が牙をむいてかみつこうとする。〈和英語林集成〉「岩角に爪とぎたて、二人をめがけ—・みかかるを」〈浄・国性爺〉 2 激しい口調で立ち向かう。くってかかる。「うぬめ乗れと—...
いが・める【歪める】
[動マ下一][文]いが・む[マ下二]《「ゆがめる」の音変化》 1 いびつにする。ねじ曲げる。「事実を—・める」「腮(おとがひ)—・めてくれん」〈浄・祇園祭礼〉 2 ひどい目にあわせる。いじめる。...