うち‐つけ【打(ち)付け】
[形動][文][ナリ] 1 物事が急に進むさま。また、急に行動をしたりするさま。いきなり。だしぬけ。突然。「お勢の袖を扣(ひか)えて—に掻口説(かきくど)く外、他に仕方もないが」〈二葉亭・浮雲〉...
だし‐ぬけ【出し抜け】
[名・形動] 1 予期しないことが起こること。また、そのさま。いきなり。唐突。突然。「—に声をかけられる」 2 だしぬくこと。「おれを—にしてみんな出たな」〈滑・浮世風呂・二〉
いきなり‐さんぼう【行き成り三宝】
[名・形動]「いきなり」を強めた言い方。「さあ是からは—お先真っ暗、常闇(とこやみ)の国」〈洒・塩屋之松〉
いっさん‐ばしり【一散走り/逸散走り】
わき目も振らず夢中になって走ること。「いきなり—に駈けだした」〈里見弴・多情仏心〉
ダイレクト‐カッティング【direct cutting】
レコーディングを行う際、マスター音源をいったんテープに録音して編集せずに、いきなりディスクにカッティングすること。また、そのレコードやCD。
だまし‐うち【騙し討ち】
だましておいて、不意に討ち取ること。油断させておいて、いきなりひどい仕打ちをすること。「—にあう」
やにわ‐に【矢庭に】
[副] 1 その場ですぐ。たちどころに。「—暴漢をやっつける」 2 いきなり。突然。だしぬけに。「—走りだす」
目(め)が点(てん)にな・る
《漫画で、目を点のように描いて驚きの表情をあらわすことから》びっくりする。驚く。「いきなり裸になられて—・る」
ぶっつけ‐がき【打っ付け書(き)】
下書きなしに、いきなり書くこと。また、書いたもの。
ぶっつけ‐ほんばん【打っ付け本番】
1 演劇・映画・放送などで、リハーサルやテストなしで、直接、上演・撮影・本放送などを行うこと。 2 準備や練習なしでいきなり実際に事を行うこと。「—で試験にのぞむ」