いち‐ざ【市座】
中世、市場に設けられた特権的な販売座席。領主に市座役(営業税)を納入し、その保護を受けた。戦国大名の楽市楽座政策により撤廃。
いち‐ざ【一座】
[名](スル) 1 同じ席・場所に座ること。また、それらの人。同席。「祝いの宴に—する」 2 同席の者全部。満座。「—の爆笑を買う」 3 芸能・歌舞伎など興行者の一団体。「—の花形」 4 説法・...
いちざ‐あそび【一座遊び】
遊里で、二人以上の遊客が、各自のあいかたとともに同じ席に集まって遊興すること。「—は如方(にょほふ)めく」〈浄・油地獄〉
いち‐ざい【一財】
「一般財団法人」の略。
いちざ‐いっく【一座一句】
連歌・連句の一巻の中で、一句にしか出してはならない言葉。時代と流派で異なるが、若菜(わかな)・つつじ・虎・狼・鬼・女など。一句物(いっくもの)。
いちざ‐かかり【一座掛】
江戸時代、幕府の評定所(ひょうじょうしょ)の全員が審理にあたった裁判。寺社・町・勘定の三奉行および大目付・目付で構成される。
いちざ‐ながれ【一座流れ】
客と遊女とのその場限りの関係。「大事の男をそそのかしての心中は、さすが—の勤めの者」〈浄・天の網島〉
いちざ‐の‐せんじ【一座の宣旨】
宮中で第一の上座に着くことを認める宣旨。摂政・関白は位階の序列にかかわらずこの宣旨を受けた。
いち‐ざら【位置皿】
西洋料理で、食卓での席を示すためにあらかじめ置いてある皿。プレースプレート。サービスプレート。