いまし【汝】
[代]二人称の人代名詞。親しみの気持ちで相手をさす。そなた。なんじ。おまえ。「駿河の海おしへに生ふる浜つづら—をたのみ母にたがひぬ」〈万・三三五九〉 [補説]上代語であるが、平安時代にも漢文訓読...
いま‐し【今し】
[連語]《「し」は副助詞》 1 たった今。今という今。「—、はねといふ所に来ぬ」〈土佐〉 2 今となって。「かなし妹(いも)をいづち行かめと山菅の背向(そがひ)に寝しく—悔(くや)しも」〈万・三...
いま‐し‐がた【今し方】
ついさっき。たった今。「—帰ったところだ」
いまし・む【戒む/誡む/警む/縛む】
[動マ下二]「いましめる」の文語形。
いましめ【戒め/誡め/警め/縛め】
1 前もって注意すること。また、その言葉。訓戒。「今後の—とする」 2 過ちを犯さないようにこらしめること。「—に廊下に立たされる」 3 (縛め)しばること。また、その縄。「—を解く」 4 禁錮...
いまし・める【戒める/誡める/警める/縛める】
[動マ下一][文]いまし・む[マ下二] 1 まちがいをしないように前もって注意する。教えさとす。「気を緩めないよう—・める」 2 してはいけないと命ずる。禁止する。「肉食を—・める」 3 同じ過...
いま‐し‐も【今しも】
[連語]《「も」は係助詞》ちょうど今。「—列車は出発するところだった」