うす‐の‐き【臼の木】
ツツジ科の落葉低木。山地に生え、高さ約1メートル。枝は細かく分かれ、葉は卵形で先がとがる。初夏、淡紅色の釣鐘形の花をつけ、実は臼形で、熟すと赤く、食べられる。
うすのこえ【臼の声】
箏曲(そうきょく)。山田流の奥許(おくゆる)し物で、生田流でも演奏する。3世山登松齢(やまとしょうれい)が明治初年に作曲。古臼を燃やしたら香木であったので奉行に献上したところ、歌詞を賜ったという...
うす‐のろ【薄鈍】
[名・形動]知能が少し劣っていて、反応や動作がにぶいこと。また、そのさま。「—な動作」
うす‐のろ・い【薄鈍い】
[形]物事に対する反応が普通よりのろい。あまりはきはきしていない。どこか間が抜けている。「—・い奴というものは正直ではありませんか」〈露伴・五重塔〉