まかり‐のぼ・る【罷り上る/罷り登る】
[動ラ四]「のぼる」の謙譲語。 1 登る。「昨日、山へ—・りにけり」〈源・夕顔〉 2 上京する。「伊勢の斎宮(いつきのみや)わたりより—・りて侍りける人に」〈後拾遺・恋三・詞書〉 3 参上する。...
まつよい‐ぐさ【待宵草】
アカバナ科マツヨイグサ属の多年草。高さ50〜80センチ。茎は直立し、葉は線形で白い脈が目立ち、互生する。夏、黄色い4弁花をつけ、夕方開き、翌朝しぼんで黄赤色になる。南アメリカの原産で、日本には江...
まつり‐の‐かえさ【祭の帰さ】
賀茂祭の翌日、斎王(いつきのみこ)が上社から紫野の斎院に帰ること。また、その行列。「見ものは、臨時の祭。行幸。—。御賀茂詣(みかもまうで)」〈枕・二一九〉
み‐たて【見立て】
1 見て選び定めること。選定。「妻の—によるネクタイ」 2 病気を診断すること。また、その結果。「医者の—」「—違い」 3 《2から転じて》こうだろうと予測すること。「日経平均8000円割れはな...
みょう‐あん【妙案】
非常によい考え。すばらしい思いつき。名案。「—が浮かぶ」
むこう‐じょうちゅう【無鉤条虫】
条虫の一種。人間を終結宿主とする寄生虫。体長4〜10メートル。頭部に鉤(かぎ)がない。四つの球状の吸盤で人の腸壁に吸いつき、障害を起こす。中間宿主はウシ。肉の生食により感染。かぎなしさなだ。
もも‐たらず【百足らず】
[枕]百に満たない意から、「八十(やそ)」「五十(い)」にかかる。また、「や」「い」の音を含む「山田」「筏(いかだ)」「斎槻(いつき)」にかかる。「—八十隅(やそくま)坂に手向けせば」〈万・四二七〉
モンキー‐テスト【monkey test】
コンピューターのシステム開発において、テスト担当者のその場の思いつきで、さまざまな操作をしてみるテスト。アドホックテストとほぼ同義だが、よりでたらめで制限のない入力や操作に対する挙動から、想定外...
ゆ‐つき【斎槻】
神聖で清浄なツキの木。一説に、奈良県桜井市巻向(まきむく)山の一峰の名とも。いつき。「長谷(はつせ)の—が下に隠したる妻あかねさし照れる月夜(つくよ)に人見てむかも」〈万・二三五三〉
よし‐み【好み/誼み】
1 親しいつきあい。また、その親しみ。交誼(こうぎ)。「—を結ぶ」 2 何らかの縁によるつながり。縁故。「昔の—で金を貸す」