おおかお‐え【大顔絵】
浮世絵の大首絵(おおくびえ)のうち、特に顔だけを強調して描いたもの。
おおかがみ【大鏡】
平安後期の歴史物語。3巻本・6巻本・8巻本がある。著者未詳。白河院院政期の前後に成立か。大宅世継(おおやけよつぎ)・夏山繁樹という二老人の昔語りに若侍が批判を加えるという形式で、藤原道長の栄華を...
おお‐かく【大角】
斧(おの)や手斧(ちょうな)で削っただけの山出しの角材で、30センチ角以上のもの。
おお‐かざし【大翳】
近世、宮中の女房の用いた檜扇(ひおうぎ)。大形に作って顔にかざして用いたところからいう。
おおかしわで‐の‐つかさ【大膳職】
「だいぜんしき(大膳職)」に同じ。〈和名抄〉
おお‐かじ【大火事】
大きな火事。被害が広い範囲に及ぶ火事。大火(たいか)。大火災。
おお‐かぜ【大風】
強く激しく吹く風。暴風。
おお‐かた【大方】
[名] 1 物事や事柄の大体。大部分。あらかた。「—は理解できた」「給料の—が食費に消える」 2 普通の物事。世間一般。世間一般の人。「—のご希望に添いたい」 [副] 1 だいたい。大部分。...
おおかた‐どの【大方殿】
貴人の母の敬称。大方様。「—より出家になし申せとこそ承り候ふに」〈謡・元服曽我〉
おおかた‐は【大方は】
[副] 1 普通のことでは。「—何かも恋ひむ言挙(ことあ)げせず妹に寄り寝む年は近きを」〈万・二九一八〉 2 よく考えてみると。「—月をもめでじこれぞこの積もれば人の老となるもの」〈古今・雑上〉