ものの
[接助]《形式名詞「もの」+格助詞「の」から》活用語の連体形に付く。逆接の確定条件を表す。…けれども。…とはいえ。「習いはした—、すっかり忘れてしまった」「新機軸を打ち出した—、採用はされなかっ...
ものゆえ
[接助]《形式名詞「もの」+形式名詞「ゆえ」から》活用語の連体形に付く。 1 理由・原因を表す。…だから。…ので。「どうしても行かれぬ—、よろしく伝えていただきたい」「悔しきことやうやうまさりゆ...
ものを
[接助]《「ものを」
から》活用語の連体形に付く。 1 愚痴・恨み・不平・不満・反駁(はんばく)などの気持ちを込めて、逆接の確定条件を表す。…のに。…けれども。「これほど頼んでいる—、なぜ引き...
ももんじい
1 イノシシなどの獣類。また、その肉。ももんじ。 2 「ももんがあ2」に同じ。「ひるまでも、ゆうべのような—が出てきたり」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉 3 みにくいもののことで、人をののしったり、自...
値(ね)が張(は)・る
値段が普通よりだいぶ高くなっている。「—・るけれども品はよい」
なん‐かん【難艱】
《「なんがん」とも》苦しい目にあうこと。また、苦しい思いをすること。苦しみ。艱難。「始めは知らずと言ひけれども、—のあまりにありのままに申しける」〈平治・上〉
せつぞく‐し【接続詞】
品詞の一。自立語で活用がなく、先行する語や文節・文を受けて後続する語や文節・文に言いつづけ、それらのものの関係を示すはたらきをもつ語。順接(だから、したがって)・逆接(しかし、けれども)・累加(...
たたずみ‐あり・く【佇み歩く】
[動カ四]あちらこちらで立ち止まりながら歩く。「六波羅辺に—・いて聞きけれども」〈平家・三〉
力(ちから)及(およ)ばず
1 努力したが願いや思いがかなわない。力が足りない。「—落第してしまった」 2 他に適当な方法がない。しかたがない。やむを得ない。「不吉なりとてしきりに辞し申しけれども、勅命なれば—」〈平家・六〉
だ‐けども
[接]「だけれども」のくだけた言い方。「声はとてもいい。—曲がよくないね」