かた‐づ・く【片付く】
[動カ五(四)] 1 物が、置いておくのに適当な場所にきちんと納まる。散らかっていた物が整えられた状態になる。「やっと部屋が—・いた」「机の上が—・く」 2 物事が一定の形に決まる。事態が落ち...
かつ‐は【且つは】
[副](多く、「…かつは…」「かつは…かつは…」の形で用いて)一方では。一つには。「草枕旅をよろしと思ひつつ君はあるらむとあそそには—知れども」〈万・五四三〉 「見るに、—笑(ゑ)ましう、—恐し...
かた‐ごころ【片心】
少しばかり心にかけること。少しの関心。「らうたげなる姫君の物思へる見るに、—つくかし」〈源・蛍〉
かみ‐やすり【紙鑢】
やや厚手の紙や布に、金剛砂やガラス粉を塗りつけたもの。金属の研磨や木工の仕上げなどに使う。研磨紙。サンドペーパー。
か‐さ【枷鎖】
1 かせとくさり。昔、罪人をつなぐのに用いた刑具。「—を抜きて逃げなんとしけるに」〈今昔・二五・一一〉 2 禅宗で、我見(がけん)など無形の束縛を、1にたとえていう語。
かけこみ‐じゅよう【駆(け)込み需要】
製造や販売の中止、値上げや税率の引き上げなどの直前に、今のうちに買っておこうという客が増えて、商品やサービスへの需要が増加すること。
かざみ【汗衫】
《「汗衫」の字音「かんさん」の音変化》 1 衣類に汗がにじむのを防ぐために着た単(ひとえ)の下着。あせとり。「山吹の絹の—よくさらされたる着たるが」〈宇治拾遺・一一〉 2 平安時代以降、後宮に奉...
かしこまり【畏まり】
1 恐れ謹むこと。「今日は皆乱れて—なし」〈枕・三〉 2 尊貴な相手の行為をもったいなく思い恐縮すること。「きたなげなる所に、年月をへて物し給ふこと、極まりたる—」〈竹取〉 3 感謝の言葉。お礼...
かみ‐そり【剃刀】
《「髪(かみ)剃り」の意》 1 頭髪・ひげなどをそるのに用いる刃物。切っ先がなく、刃が薄く、鋭利。こうぞり。 2 切れ味が鋭いさま、また、才気鋭く、物事の処理が速く巧みなさまや人のたとえ。「—の...
かや【茅/萱】
屋根をふく材料とする草。イネ科のススキ・チガヤやカヤツリグサ科のスゲなどの総称。《季 秋》「—の穂の稚(おさな)き月を眉の上/楸邨」