げんぎょししゅろん【言語四種論】
江戸時代の語学書。1巻。鈴木朖(すずきあきら)著。文政7年(1824)刊。国語の品詞を体ノ詞、形状(ありかた)ノ詞、作用(しわざ)ノ詞、テニヲハの4種とすべきことを論じたもの。
げん‐ぎん【現銀】
手持ちのかね。現金。近世、通貨として銀貨を主に使った上方でいう。「万(よろづ)—売りに、掛け値なしと相定め」〈浮・永代蔵・一〉
げん‐く【言句】
短い言葉。文句。ごんく。
げん‐く【原句】
引用されたり翻訳されたりする以前の原典の句。また、添削・推敲(すいこう)する前の俳句。
ゲンク【Genk】
ベルギー北東部の都市ヘンクのフランス語名。
げん‐くらべ【験競べ】
僧・修験者が左右に分かれて、修行して得た法力をきそい合うこと。「七月十五日安居(あんご)の終はる夜—を行ひけるに」〈著聞集・二〉
げんくろう‐ぎつね【源九郎狐】
1 伝説で、大和にいたといわれるいたずら狐。播磨(はりま)の刑部狐(おさかべぎつね)の兄弟とされる。 2 浄瑠璃「義経千本桜」に登場する狐。親狐の皮で作られた初音の鼓を慕って、持ち主静御前のもと...
げん‐くん【元勲】
国家に尽くした大きな功績。また、その功績のある人。特に、明治維新に大功のあった西郷隆盛・木戸孝允(きどたかよし)・大久保利通、明治政府の中枢となった伊藤博文・山県有朋らをいう。→元老
げん‐くん【厳君】
他人の父を敬っていう語。父君。
げん‐け【幻化】
仏語。幻と化。幻はまぼろし、化は仏・菩薩(ぼさつ)の神通力による変化(へんげ)。実体のない事物、また、すべての事物には実体のないことのたとえ。