ああ
[副] 1 話し手と聞き手の双方が知っている他の場面をさしていう語。あのように。「—高くては手が出ない」「—まで言わなくてもいいのに」 2 (「こう」と並べ用いて)口に出して言ったり、心の中で考...
いや‐とも【否とも】
[副]いやでも何でも。どうでもこうでも。「まだこの上にも四の五のあれば、—に出所(でんど)沙汰」〈浄・忠臣蔵〉
うでのきさぶろう【腕の喜三郎】
歌舞伎狂言。世話物。3幕。本名題「玆江戸小腕達引(ここがえどこうでのたてひき)」。河竹黙阿弥作。文久3年(1863)江戸市村座初演。江戸の侠客(きょうかく)腕の喜三郎の物語を脚色。
かかれ‐ど【斯かれど】
[接]《「かくあれど」の音変化》こうではあるけれど。「船にも思ふことあれど、かひなし。—、この歌を独り言にしてやみぬ」〈土佐〉
かかれ‐ば【斯かれば】
[接]《「かくあれば」の音変化》こうであるから。こういうわけだから。「昔、山にて見つけたる。—、心ばせも世の人に似ず侍り」〈竹取〉
かく‐まれ【斯くまれ】
[連語]《「かくもあれ」の音変化》(多く、「とまれかくまれ」の形で)こうであるにしても。「翁(おきな)、とまれ—申さむとて」〈竹取〉
きこう‐でん【乞巧奠】
⇒きっこうでん(乞巧奠)
きっこう‐でん【乞巧奠】
陰暦7月7日の行事。女子が手芸・裁縫などの上達を祈ったもの。もと中国の行事で、日本でも奈良時代、宮中の節会(せちえ)としてとり入れられ、在来の棚機女(たなばたつめ)の伝説や祓(はら)えの行事と結...
きつ【乞】
[常用漢字] [音]キツ(漢) コツ(慣) [訓]こう 物を頼む。ねだる。「乞丐(きっかい・こつがい)・乞食(こつじき)」 [難読]乞食(こじき)・乞巧奠(きっこうでん・きこうでん)
けしき‐だ・つ【気色立つ】
[動タ五(四)] 1 物音や話し声がして活気づく。「むこうで人々の—・つのが聞こえた」〈志賀・和解〉 2 それらしいようすが現れる。きざしが見える。「初時雨いつしかと—・つに」〈源・賢木〉 3 ...