こ‐ぼく【古木】
年を経た樹木。老木。
こ‐ぼく【古墨】
製造後、年月を経た墨。古いほど珍重される。
こ‐ぼく【枯木】
枯れた立ち木。かれき。「—寒鴉(かんあ)」《季 冬》
枯木(こぼく)栄(えい)を発(はっ)◦す
《曹植「七啓」から》「枯木に花開く」に同じ。
こぼく‐かんがん【枯木寒巌】
枯れた木と冷たい岩。情味がないことの形容に用いられる。「元来主人は平常—の様な顔付はして居るものの」〈漱石・吾輩は猫である〉
こぼく‐しかい【枯木死灰】
枯れた木と冷えた灰。活気がなく情熱に欠けていることのたとえ。枯木冷灰。「—でない限りは、欲も野心も山ほどある」〈蘆花・思出の記〉
枯木(こぼく)に花(はな)開(ひら)く
老人や逆境にある者が、思いがけない幸福にあうことのたとえ。また、ありそうもないことが実現することのたとえ。枯れ木に花。枯木栄(えい)を発(はっ)す。
枯木(こぼく)華開(はなひら)く
⇒枯木に花開く