かく‐まき【角巻(き)】
大きな四角の毛布でできた肩掛け。東北地方の婦人用防寒具。《季 冬》「男見て—の背がふとうごく/楸邨」
かい‐あ・げる【買(い)上げる】
[動ガ下一][文]かひあ・ぐ[ガ下二] 1 官公庁などが民間から物を買い取る。「農地を—・げる」⇔払い下げる。 2 すっかり買う。買い尽くす。「極月(ごくげつ)二十七八日より所々の魚の棚に—・げ...
がいこく‐ぶぎょう【外国奉行】
江戸幕府の職名。遠国(おんごく)奉行の一。安政5年(1858)設置。安政の仮条約締結後の対外交渉を担当。慶応4年(1868)廃止。
おんごく‐ぶぎょう【遠国奉行】
江戸時代、幕府直轄の要地に配した奉行の総称。京都・大坂・駿府(すんぷ)の町奉行のほかに、長崎・伏見・堺・奈良・山田・日光・下田・浦賀・新潟・佐渡・箱館などの各奉行を含み、伏見奉行は大名が、その他...
かけ‐ら【欠けら/欠片】
1 物の欠けた一片。断片。「せんべいの—」 2 (下に打消しの語を伴う)ごくわずかなもののたとえ。「良心の—もない」
おぼろ‐こぶ【朧昆布】
昆布を酢で湿らせ、ごく薄く長く削ったもの。とろろ昆布の一種。吸い物などに用いる。おぼろ。
おとしあな【おとし穴】
昭和37年(1962)公開の日本映画。安部公房の脚本によるテレビドラマ「煉獄(れんごく)」を作者自身が映画のシナリオに書き改め、勅使河原宏が監督したスリラー作品。北九州の炭鉱地帯で起きる不条理な...
おり‐かえ・す【折(り)返す】
[動サ五(四)] 1 紙・布などをもとの方へ折って重ねる。折って二重にする。「襟を—・す」 2 ある地点まで行って、来た方向へ戻る。引き返す。「この先不通のため当駅で—・します」 3 全体の中間...
おん‐ごく【遠国】
1 都から遠く離れた国。辺鄙(へんぴ)な所。えんごく。 2 律令制で、都から遠く離れた国々。関東・越後以北、石見(いわみ)・安芸(あき)以西、四国の伊予・土佐、および九州の諸国。→近国 →中国
かけ‐ごくら【駆けごくら/駈けごくら】
かけくらべ。「飛びごくら—」〈浄・今国性爺〉