さし‐おうぎ【差し扇】
1 扇をかざして顔を隠すこと。また、その扇。「この上は—をのけられ候へ」〈謡・藤栄〉 2 儀式などの際、女官がかざして顔を隠す檜扇(ひおうぎ)。 3 能の舞の型の一。左・右と二歩後退しながら扇を...
さし‐お・く【差(し)置く/差し措く】
[動カ五(四)] 1 そのままにしておく。放っておく。また、あとまわしにする。「その話は—・くとして」「何を—・いてもその会には出席したい」 2 当然考慮すべき人物などを無視する。なおざりにする...
さし‐おく・る【差(し)送る】
[動ラ五(四)]ある場所に向けて送る。送ってやる。「現地に人を—・る」
さし‐おさえ【差(し)押(さ)え】
1 国家権力によって、特定の物または権利について私人の処分を禁止する行為。 2 民事執行法上、私人の金銭債権について、国の執行機関が債務者の財産の事実上・法律上の処分を禁止する行為。 3 行政法...
さしおさえきんし‐ざいさん【差押禁止財産】
法律で、債務者の生活の維持に不可欠であるため、差し押さえが禁止されている財産。
さしおさえ‐めいれい【差押命令】
債務者が第三者に対して持つ債権などの処分や取り立てを禁止するため、裁判所が下す決定。
さし‐おさ・える【差(し)押(さ)える】
[動ア下一][文]さしおさ・ふ[ハ下二] 1 押さえて動かないようにする。おしとどめる。「けんかをしている人を—・える」 2 差し押さえをする。「財産を—・える」
さし‐おもて【差表】
腰に刀を差したときの、鞘(さや)の、からだに接しない側。⇔差裏。